嫉妬っていうのは、若いころによく抱える感情ですよな。
大人になると、だんだん自分の限界、環境の限界みたいなものも見えてくる。
恋愛で生まれる嫉妬であれ、自分と他者の才能の差から生れる嫉妬であれ、
自身の限界がわかってくると、無駄な戦いはしなくなるものです。

目の前に現れた第三者が自分と争ってかなう相手か、年齢と経験を積めばわかるようになる。
かなわなければ諦めるし、
自分の力のほうが圧倒的に大きいのであれば、たいていほっておく。
嫁さんが阿部寛と仲良く立ち話してれば嫉妬してしまうけども、
ぱっと見ねずみ男風の魚屋さんと立ち話してるの見ても、たいして気にならない。
そういう調整ができるようになるわけでふ。

それでも。
ときどき嫉妬に狂ってやらかす大人がいるのはなぜか。
ねずみ男魚屋になぜか嫉妬してしまって、
彼が乗ってる深緑色のスバルR-2に10円玉で傷つけることだって、ないとは限らない
こんな例外が、誰にでも起こりうるのもまた人生ですけどな。