渡辺信一郎監督は、「カウボーイ・ビバップ」の放送時はたいそう悔しい思いをした。

「キャロチュー」の、荒廃した地球と人類の文化を継承した火星という世界観、
テロや難民や貧困を理由にして自由が抑圧されつつあるという設定、
ガスの「まあ聴けよ、たかだか歌じゃねえか、それに…なかなかいい曲だぜ」という台詞。
あのくやしさを、いまここではらそうとしたんだろうと思ったりした。
しかも音楽によって。