諸氏よ、社畜諸氏よ、
同僚の誤りに気がついたときはどうすべきであろうか。

誤りに気がついたらそれを正さねばならぬ。
別に(大文字的)政治や人生論における意見の相違なんてものは、組織においてはどうでもいい。

上司か、同列位の同僚か、部下かにもよるし、相手のパーソナリティや置かれている情況にもよる。
ほっておいて自滅させたほうがよい場合もないことはなくもなくなくない。
しかし、組織人としては、いま現在の誤りが拡大し、飛び火しないよう
そこで食い止めておかねばという本能も働くであろう。

オレは社畜という生き物の本質は、「集団への帰属意識(仲間意識)」と
「承認欲求(個が尊重されていること)」のウェイトが大きいと考えている。
「間違いを指摘されること」あるいは「リジェクトされること」というのは
基本的にこのふたつの要素を否定することになる。
常に、とは言わないが、相手との人間関係を壊さずに誤りを指摘するには、
「間違いを指摘せずに間違いを指摘すること」が重要だったりする。

たとえば、書類の数字が間違っているとする。
「内容と表現はこれでよい。プレゼンの重要な部分がこのへんになるから
念のため△時までに、数字だけ二重チェックしておいてくれ」
だいたいこれでよい。修正されて出来上がってくる。
相手がまともに仕事をしない系社畜であれば、これでは通じぬ。
さぼるからだ。
そのときは論外なので叱らねばならない。
しかし、とりあえずいきなり叱るのは避けなくてはならない。

パワハラにならぬよう気を使うのも、いまどき社畜であろう。
それでは諸氏よ、今日もご安全に。

Dr Rubberfunk - How Beautiful (7" Mix)
https://youtu.be/aXWIWJwJunY