諸氏よ、社畜諸氏よ、
社畜にとって「大文字の主語」とはなにか。

あらゆるシチュエーションで言えることだが、「大文字の主語」を使うとき社畜は失敗しやすい。
いや、社畜のみならず、どんな人間もその陥穽に落ち、えらい目に遭うことは多い。
どういうことか。

つまり、カテゴリーを指しその内実に多様さが隠されてる名詞を主語とする場合のことを言っている。
カテゴリーの下位にサブカテゴリ―が含まれている場合と考えてもよい。
たとえば、「日本人」「英語」「国家」「数学」「宗教」「動物」「自動車」「住宅」「愛」などなど。
ちなみに「社畜」「人間」も、この大文字の主語(名詞)にあたる。

こういう大文字の名詞を主語にし断言口調で語ると、ほぼ確実にその文は真ではなくなる。
「日本人は日本語を話す人々である」。
たとえばこの文はあきらかに偽である。
日本語を話せない日本人はいるし、日本語を流暢に話す外国人もいるから。

であるから、この文章の大文字の主語(名詞)は弱めねばならない。
「日本人の多くは日本語を話すことができる」。
これなら「確実に真」であるかは別として、少なくとも「ぜったいに偽」ではない。
(確実に真であるためには日本人のなかの日本語話者の割合についてデータを示し、
その数値が「多く」と書いて妥当なものかも考えねばならぬ)