有神論者が戯言を並べておる 誠に深い極まるな 偉大な神様と名乗る者に問うが
此度の感染症騒動で何人死んだのだろう
覚えておくと良い 人を救うのは人よ カミサマなど不確かなものにすがるな
畢竟、この世界は夜の海原よ 世に出れば真暗闇
家族や友人の顔は明るく暖かく恋しかろう
されど 一旦沖に出ればそこは深淵 職場の人間や恋人の顔が
明るく照らされてようが 所詮は人生の交差で巡り合えた
その僅かな出会いというもの
いずれまたそれぞれが暗闇の海原へと船を出すのだ
それが人生だ それが社会である
大いなる光など存在せん 神話など空想に過ぎん フィクションの小説と何が違う
家族を失ったものに懸ける言の葉は 人の口から出でるから意味があるのだ
全知全能は求めておらぬ