猫の目の色が変化する理由は、メラニン色素にあります。生まれたばかりの子猫は、虹彩(黒眼の大きさを調節する膜の色)の表面にしか色素沈着がないため、ブルーに見えます。成長するに従って虹彩の中にメラニン色素が沈着していくと、本来の目の色に変化していくのです。

猫が持つメラニン色素の量は遺伝によって決まるため、日光の少ない地域を原産とする猫は色素が少ない薄い色の目になり、日差しが強く温暖な地方の猫は濃い目の色になったと言われています。