>>230

> 理屈をつけるというのは解釈を持つということですよね?
> それに寄ってしまうとどこか歪みがうまれてしまう。
> だからありのままを見る勇気ってのはそれはそれて必要なことなんじゃないかな。って自分は考えています。

> 自分はこの道はド素人なんですがね?
> 聖書や哲学書の世界でも、歪みを生んでいるのはその解釈というやつでしょ?

オレはちょっとだけ哲学史をかじったので徹底的に叩きこまれていることですが、
人間は「ありのままを見る」ということができません
たとえば、聖書は、聖書が書かれた時代と言語、地方にあった文化や法、習俗という枠組み(フレーム)のなかで説かれた思想書です
それをたとえば現代の人間が読むとき
現代の言語、文化、法や道徳の体系のなかで読むので、
どうしたって齟齬が出る
この齟齬を埋めるのが解釈なのであって、そうしなければ聖書の思想は現代に生きません

解釈とは一概に歪みとは言えないのです
解釈とは、自分の生きる環境に他者の考えた思想を取り込み尊重しようとする苦闘であることのほうが多い