>>108
・専用回線
加入者を一対一の電話線、若しくは光ケーブルなどを電話局を通して一つの線で結んだもので、間に中継機器を挟んで東京(東京駅周辺)から横浜までを一本の電線で結んだとイメージすれば分かりやすだろう
電話の話中、インターネットトラフィックなどの影響を全く受けず、契約した通信速度もしくは帯域をフルに活用できる。
主に銀行の大型コンピューターとの相互接続、大規模通信事業者の局(データセンター)間での接続等に利用される。また民間企業でも地理的に比較的近い本店・支店や営業所などで利用されることがある。
結んだ2加入者以外には電話もしくは通信を行うことが出来ない
敷設コスト、月の利用料金は一定であるが敷設した距離に比例して高い

・VPN
通信を暗号化し、他から見えないようにした上で、復号鍵を共有しデジタル公衆回線若しくはインターネットを利用して専用回線と同じ形にしたもの
デジタル網もしくはインターネットで接続者1:1相互に暗号化通信機器を用いて復号鍵を共有すれば実現するが、通信の安定性若しくは通信速度は通信網に依存するので信頼性が要求される通信には避けられる傾向にある。
新しい証券会社の支店本店の相互接続、民間企業での本店、支店での接続なども盛んだ。専用回線では困難な多数局の接続も容易に実現することができ、全体で更なるコスト削減を推し進めることが出来る。

2例はセキュリティ的に保護された通信手段についての話であるが
多くの場合、企業は要求される回線の条件(回線の独占の有無、通信速度の安定性、低下もしくは不安定化、不用意な切断の可能性)と取得コスト(敷設にかかる費用)ランニングコストを勘案して安い方を選択し、従来専用線で行っていた企業もしくは業務も条件が許す限りVPNに移行しコストを削減する方向に動く傾向がある

・個人回線
・法人回線
主にアクセス回線(契約者の設備から近隣の通信設備までを繋ぐ回線、加入者線)の契約で用いられる通信会社の契約形態であり、同じ様態の回線であっても一般家庭と比べて契約料金、月々の料金が違う場合もある