古書店でつばさの「四年霊組こわいもの係」が108円だったんで、
シリーズが十巻以上続いたんだからそれなりに面白いんだろうと読んでみた。
結果、作者の言葉通りで全然怖くないホンワカ楽しいストーリーは別に構わないんだけど、
何にも残らないスカスカな内容で、これを愛読書として何度も読み返す子供がいるか疑問。
それと「小学中級から」(作者は小五の娘に読ませるために書いたとの事)としては
良く言えばユルすぎる、悪く言えば幼稚すぎる感じ。
他社だけど青い鳥文庫の「宇宙戦争」や「フランケンシュタイン」なんかの翻訳物は
文章量が多くてストーリーや描写も高度だけど同じ「小学中級から」なワケで、
これらが同レベル扱いってのは、どうも納得イカンなぁ。