>>438
> 「生存のために必死で働かなければならない社会」は奴隷制と変わらないと思う。
> 誰もが「金」は生きるために必要で、労働の対価だと考えている。
> しかし、最低限の生活ができる「金」を無条件でもらえたとき、
> 「金」が生きるためではなく、自分が本当にやりたいことのためになる。

このあたりにかぎって言えば、マルクスがもし生きてこれを読んだならば、
「俺が共産社会という言葉でいちばん言いたかったことの本質はまさにそれだ!」
と言うだろうね。
ドイツ語で"Kulturgesellschaft"というものがそれへの過渡的社会形態を物語っている。

資本主義の史的弁証法がいずれは労動価値説を乗り越えるとマルクスは考えていた。
労動が富の源泉とは言えなくなり、労動時間も労動の尺度ではなくなるとマルクスは
述べている(『経済学批判要綱』)。労働時間を最小限に短縮することがその目標だと。