「大きい政府・小さい政府」論は、その基準を
ブルジョア経済学の最新版たる新古典派・新自由主義の概念に依拠しすぎている。

大きな政府というのは、アナキストやマルキストからすれば、
官僚・行政権力の裁量権(恣意的な決定権)の大きさを基準としなければならない。

ベーシックインカムは官僚・行政にどこにどう分配するかという裁量権を一切与えない再分配の方法。
その意味で彼らの権限を最小にする。その意味で権力最小の政府ができあがる。