「バレンタインは西洋の陰謀」イラン、
チョコなどのバレンタインデー製品の輸入を禁じる

イランの中央税関は、2月14日の「バレンタインデー」に関する
全製品の輸入を禁じるとの通達を出した。

 バレンタインデーの風習は、イスラム教国のイランでも近年浸透し、異性にチョコレートや
人形、花などを贈って「愛情」を表す若者が急増している。店頭に特設コーナーを設ける店も
多くなっていた。しかし、核開発を巡り米欧と対立を深めるイラン指導部は1月上旬、
バレンタインデーを「イスラム教文化を侵害する西洋のたくらみ」とする見解を示し、
「販売や輸入を禁じるべきだ」とする方針を打ち出した。

 中央税関の通達は26日に出されたが、禁輸となる品目が具体的にどこまで及ぶかは不明確だ。
テヘラン市内の菓子店経営の男性(35)は「チョコレートの原料もダメなのか? それでは
商売ができない」と首をかしげていた。

(2013年1月29日08時09分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130128-OYT1T01117.htm?from=main7