中国赤十字は地震発生後まもなく、微博(中国版ツイッター)の公式アカウントに
「作業チームが被災状況視察のために空港に駆けつけます」と投稿、寄付を呼びかけたところ、数時間のうちに
数万ものユーザーから「失せろ」との返信が集まり、「視察」という言葉がいかにも役人くさいという批判を浴びた。

「08年の大地震で集めた寄付金で、赤十字は汚職役人をどれだけ養ったのか」、
「中国赤十字への信頼は失われた。他の組織に寄付する方がましだ」といったコメントも寄せられている。

中国赤十字は、他国の赤十字のような独立運営が行われておらず、国家衛生・計画生育委員会の管轄を受け、
職員は公務員に準ずる待遇を得ている。08年の大地震の際に、国内外から莫大な額の寄付金を集めたものの、
寄付金の取り扱いが不透明であり、数億元の使途不明金が存在すると指摘されている。

2011年7月には、「中国赤十字会商業総経理」を名乗り、赤十字の幹部と親しいと自称する女性の豪勢な
暮らしぶりが国民の反感を呼び、寄付金の横領が疑われた。

VOAのインタビューに答えた国民からは、「自分の寄付したお金がどこに行っているのかわからない。
思いやりから、人助けのために出したお金が本来の役割を果たしていない」との声が上がっている。


ソース:レコードチャイナ
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71651&;type=0