しんぶん赤旗が変態新聞の仲間入り★裸より強いものは無い

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「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、
人間、生まれてきたかいがないじゃないか」。逆境を生き抜く吾一少年の成長を描いた小説『路傍の石』の一節です
▼著者は山本有三。真面目で勤勉な人間像を理想とした作家は、国語改革にも情熱を注いだことで知られています。
没後40年を期し、東京都三鷹市の山本有三記念館では「山本有三と国語」展を開催しています
▼戦前から「ふりがな廃止論」を唱え、ふりがながなくても誰にでも読める文章を書くこと、
美辞麗句や難解な漢字を使わず、やさしい言葉で表現することを自らも実践しました
▼敗戦直後、発表された新憲法草案がカタカナ文語体だったことに反対し、ひらがな口語体試案を政府に提出。
「これからは少数の者だけが国を支配すべきものではない」「もじやことばを、是非とも民衆のものと
しなければならない」「それではじめて、政治に対しても、社会に対しても、文化に対しても、
国民はもれなく目を開かれることになるのである」と訴えました(「もじと国民」)
▼憲法を国民の血肉とするため口語化に尽力した有三は、戦争放棄をうたった9条についても
「裸より強いものはない」と記しています。「いのちを投げ出すことを、最高の道徳と考えたり、
それをほめたたえる思想は、封建主義的な思想です。やくざ仁義の思想です。軍国主義的な思想です」(『竹』)
▼有三の言葉に今、平和憲法の初心が鮮烈に立ち上ります。(2014年5月31日)
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