もはや犯罪者優遇・ドイツ

27歳の法学生が知人の11歳男児を誘拐殺害し多額の身代金を恐喝した事件では、
人権重視優先ゆえに、犯人は未決拘留所内における法科卒業第一次口答試験の機会を与えられ合格している。
しかもその試験のために大学側から4人もの試験官が出向いた。

ドイツは死刑禁止。最高刑は終身刑だが多くは最長15年の服役で出所を許される。
この殺人犯のばあい42歳で出所し弁護士開業も(最もドイツ弁護士協会は拒否するだろうが)ありうるというわけだ。

それだけではない、この犯人、生死を争う少年の行方について黙秘権を行使、思い余った係官が違法承知で拷問に掛け自白を強要したところ、
後日、人権擁護団体とタイアップし警察側の落ち度を指弾している。

これなど人権擁護が裏目に出た事例で、ドイツではこのような人権乱用はさほど珍らしくない。日常茶飯事化さえしている。