(つづき)
>袴田はじめ転向した逸見重雄もスパイ大泉兼蔵も、
>宮本のスパイ疑惑など一言もいっていない。

袴田里見は!たしかに!宮本顕治が!スパイであったとは!言っていない!!!
だが!「ある疑惑」を!ほのめかしている!!!

『昨日の同志 宮本顕治へ』143ページ
>私の体験からすれば、
>百合子がどうやって宮本にあれほどの差し入れをすることができのか、
>その謎はいまもって解けないのだ。
同書146ページ
>戦前戦後を通じて、宮本のようなブルジョア趣味の共産党指導者は一人もない。
>どうして彼は共産党などに入ったのか、いったい宮本という男は何者であるのか、
>と考えざるを得ない。
同書179ページ
>不可解なことに網走の刑務所長が、
>まるで重病人でもあるかのような診断書を用意してくれたおかげで、
>病気による仮釈放のような形で出ることができたのだ。

「謎」「不可解」といいながら!!
本当は!宮本が!「何者であるのか」!感づいていたんでしょう!!!
しかし!それを直視することが!できなかった!!!
「昨日」であれ!「同志」だった者の!正体を!認めたら!!
袴田の自我が!崩壊してしまうから!!!