https://www.youtube.com/watch?v=RupSO2eCwJU
でまた思い出したが、このご時世で、水爆は、核分裂エネルギーよりも核融合エネルギーの方が大きいから
大きな爆発力が得られると思っている単純素朴な脳を有している組織成員が殆どを占めている自称革命組織が
在ったとしたら、それは、ネチズン的賃プロ以下の小ブル妄動家集団に過ぎないよな。
どういう事かというと、D-T反応やそれに引き続いて起きるD-D反応に於ける発生エネルギーは、
単位質量あたりの質量欠損が大きいから、確かに高いエネルギーを発生するのだが、それらのエネルギーは、
大気の分子との相互作用率が低い、高エネルギー自由中性子の運動エネルギーの形で放出されるから、
大気中の分子をあまり励起しない為、大きな爆発力を得る事が出来ない訳だな。
何故通常の水爆が大きな爆発力を得ることが出来るのかというと、核子の空間密度が大きくて、安価な核分裂
物質であるところの238Uに核融合で発生した高エネルギーの自由中性子をバンバン相互作用させて、
通常の原爆よりも大量の238Uを連鎖的に核分裂崩壊させる事が出来るからなんだな。
尚、核分裂崩壊によって生成される高エネルギーの核分裂生成物質は、自由中性子と違って原子量が大きく、
荷電粒子である所の陽子も多数ふくんでいるが故に、衝突断面積や散乱断面積が非常に大きく、
大気中の分子をバンバン励起する為、大きな爆発力を得ることが出来る訳だな。
それで中性子爆弾は、プルトニウムコアーの周りに238Uの代わりに、中性子の吸収率や反射率が少ない材料を
配備し、核融合によって生成される高エネルギー自由中性子の運動エネルギーを奪いにくくしている訳なんだな。
そのようにして中性子爆弾は、爆発力を原爆よりも少なくして、高エネルギー自由中性子によって殺傷能力を
維持させている訳なんだな。