雇用の固定化は、ブラック企業を生み出す要因になっています。
長時間労働が常態化し、メンタルヘルスの不調を訴える労働者は年々増加しています。
これは、海外から見ると不思議な状況のようです。
あるアジアの労働担当省で、日本の長時間労働やメンタル問題について話した際には、
「嫌ならその会社をやめればいい」と言われました。
雇用が流動化している国からすると、転職は当たり前なのです。しかし、日本はそれが難しい。
私は、最も効果的なブラック企業対策は、雇用の流動化だと考えています。
「嫌ならやめる」が当たり前になれば、労働条件の悪いブラック企業は人が集まらず、自然淘汰されるからです。
http://www.magazine9.jp/article/ashita/14955/