http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-06-11/2016061105_01_0.html

Q 自衛隊解消・安保廃棄を訴えている?
将来的展望として掲げていますが野党共闘には持ち込みません
 自公両党は野党共闘に対して自衛隊や日米同盟に対する野党間の考え方の違いを
あげて「選挙目的の野合だ」と批判していますがまったく的外れです。

綱領で、国民の合意によって在日米軍の駐留を認める日米安保条約を廃棄して日米友好条約をむすぶこと
自衛隊についても憲法9条の完全実施に向かう中で段階的に解消することを将来的な展望として掲げています。
 しかし参院選での野党共闘にはもちろん政権構想として共産党が提唱している
「国民連合政府」においても安保条約の廃棄や自衛隊の解消を持ち込まないことは
公の場で繰り返し表明しています。
 共産党の公認候補が野党の統一候補となる香川選挙区では
共産党は民進党との間で確認書を取り交わしその中で「平和外交を重視するが
日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消という共産党の政策は野党共闘に持ち込まない」と明記しました。

Q 天皇制を廃止する?
天皇の制度を含む憲法の全条項を守っていく立場です
 日本共産党は天皇の制度を含む現行憲法の全条項をしっかりと守っていく立場です。
この立場は参院選の香川選挙区(1人区)で共産党香川県委員会と民進党香川県連が交わした確認書にも
「天皇制を含めた現行憲法の全条項を守る。天皇制のあり方は
国民の総意によって決せられるものである」と盛りこまれています。

 日本共産党は今の天皇の制度について天皇に絶対的な権力があった戦前とは違って
国の政治を左右する力を持たないということが憲法に明記されていますから
「君主制」とは見ていません。ですから憲法を厳格に守れば日本共産党が政権に参加し
例えば戦争法廃止や国民の暮らし優先の政治を進めたとしても
天皇の制度の存廃は何ら問題になることはありません。

 日本共産党は将来の発展方向としては天皇の制度のない民主共和制を目標とする立場に立っていますが、
天皇の制度は憲法で定められた制度であり圧倒的多数の国民の合意にもとづく憲法の改定が必要になります。