神奈川県藤沢市の総務常任委員会はこのほど、陳情を審査し、趣旨了承した。

 藤沢市は、庁舎内で職員個人に対する「しんぶん赤旗」などの
購読勧誘・配達・集金が行われている事実を認めた上で、
配達・集金は勤務時間中や昼休みに行われることもあり、
「配っている人がどういう人か、はっきりとは分からない。
集金には議員が来ることもある」
「職員に声を掛けて(執務室内へ)入る場合もある」とした。


 これに関して、公明党市議は、「500人いる市職員管理職の約7、8割が
しんぶん赤旗を購読しているようだ。ある部署では7人中7人が購読している」
と聞き取り調査の状況を報告。

「購読者の多くが『昇進おめでとうございます。ついては、
赤旗購読いかがですか』と共産党市議に勧誘されて断り切れなかった、
と話している」とし、
議員の立場を利用したパワハラの疑いがあると主張。

「断り切れずお付き合いで購読している状況が蔓延している。
職員さんにとっては辛い状況を市は放置している」と市に対して、
市職員の職務環境の検証と改善を求めた。

 これに対し共産党市議は、「おっしゃるように断りづらいから、
みたいなのは良くないので、節度をもった形で勧誘などは行われている
と思いますけれども、そうでなかったらいけないなと思います」と弁明した。


元記事 https://vpoint.jp/politics/107804.html