現状、トランスジェンダーの人たちがトイレを使う場合は人それぞれであり、見た目で怪しまれない範囲(パス度という)自ら望む性別のトイレを使う、あるいは学校や職場では周囲の理解を得ながら、公共の場では「多目的トイレ」を使ったり、そもそも公共の場でトイレに行きたくないように水分摂取を調整したりしながら使っているという。公共の浴場については管理者が身体の形状を判断して決めている…決してホイホイと「心は女性だ!」と言って女性用トイレや浴場にガンガン入り込んでいるわけではないし、これからも入ってくるわけではない。「理解増進法」なのだから、そういった「性的少数者」が存在していることをまず理解し、個別に対応していくしかないのである。


平均的なトランス女性は、この様に工夫して生活している。
そもそも、心と体の性が異なるってのは、大変に苦しいことだろう。
幼い頃から差別に直面し、あるいは怯えながら壮絶な人生を送ってきたと思う。
カミングアウトならぬ他者からのアウトで死に追いやられる例も耳にする。

今、やっと彼、彼女らに社会が光を当てる時が来た。自分たち自身の努力と闘いの成果だ。

それをホワイトの様な偽装トランスの性犯罪を口実に否定するなど、絶対にあってはならないと思う。