>>326
現状、トランスジェンダーの人たちがトイレを使う場合は人それぞれであり、見た目で怪しまれない範囲(パス度という)自ら望む性別のトイレを使う、あるいは学校や職場では周囲の理解を得ながら、公共の場では「多目的トイレ」を使ったり、そもそも公共の場でトイレに行きたくないように水分摂取を調整したりしながら使っているという。公共の浴場については管理者が身体の形状を判断して決めている…決してホイホイと「心は女性だ!」と言って女性用トイレや浴場にガンガン入り込んでいるわけではないし、これからも入ってくるわけではない。「理解増進法」なのだから、そういった「性的少数者」が存在していることをまず理解し、個別に対応していくしかないのである。

平均的なトランス女性は、この様に工夫して生活している。

こうした日常の苦労は、もちろんあるが、彼ら、彼女らの悲しみと苦しみの根源は差別だ。

幼い頃から社会の偏見、侮蔑、嫌悪を知っているし、カミングアウト以前は怯えながら、またアウト以後も差別と格闘しながら生きている。

他者に同性愛者であることを暴かれ命を断った学生の事件は、まだ記憶に新しい。

今やっと彼ら彼女らの悲しみと苦しみに社会の光が当てられようとしている。

興味本位ではなく、その様に考えてほしい。

https://jobrainbow.jp/magazine/changehistory