最初 いのちはあまりにも無力で小さくて 
自分が以前何者であったのかもすっかりわすれてしまい、

闇の中に頭のてっぺんまでドップリ浸かっている。
無防備のまま ただ生きていきたいと思いだけで。

やがて果てしない年月を耐えていくと
ふと 命は闇をすっかり制してしまっていることに気付く。

自分が闇に勝っていたことに気が付く。
自分が生まれてきたわけに気付く。

いのち つまり神のヒカリ。
この世界が二つの神の互いの張り合いによるものなんて まちがいなんですよ。