おさらい


国民年金基金の制度上の欠陥は、加入年度によって予定利率に大きな差があることだ。

91年の設立当初の予定利率は厚生年金基金などと同じ年5.5%だった。
その後、低金利と株価の下落で運用に苦しみ、95年に4.75%、00年に4%、02年に3%、04年に1.75%と予定利率は引き下げられてきた。
その結果、同じ加入者でも運用利回りに最大で年率4%もの“格差”があるという異常な事態になっている。