確定有期年金はともかく、終身年金は平均より長生きするかに賭けた保険である。

保険というものは人から人へお金をまわすってだけの話なんだから、原理的にゼロサムゲーム。50%の加入者が損をして、50%の加入者が得をする。
胴元の事業経費や利益の存在を認めるなら、加入者間において損するのは50%以上のマイナスサムゲームにしかならない。
プラスサムになると言う人は、将来価値や現在価値という考え方を理解できないおめでたい人かな。

国民年金基金をはじめとして、終身年金の損益分岐点が平均寿命(余命)あたりになっているものは、非常に良心的な保険と言っていい。