これが現実

「EF EPI英語能力指数」では、数値によって英語力のレベルを「非常に高い・高い・標準・低い・非常に低い」の5段階に分けています。

今回のランキングではトップから13位までが「非常に高い」と評価されており、具体的には「ネイティブスピーカーと英語で交渉ができる」レベルとされています。

アジア圏ではシンガポールに続いて18位にフィリピン、28位にマレーシアが入り、英語力が「高い」と評価されています。具体的には「仕事で英語プレゼンテーションを行うことができる」レベルです

近年、留学先として人気が高いフィリピンの順位が、英語教育が盛んなフランスやスイスを上回っていることに注目してください。

EF EPI英語能力指数2021年版 アジア
その次に32位に香港、37位に韓国、49位に中国と続き、英語力は「標準的」と評価されています。

一方、日本はネパール・パキスタン・ベトナムにも抜かれ、78位にようやく顔を出しています。
日本が振り分けられたのは英語力が「低い」グループです。具体的には「同僚とスモールトークができる」程度とされています。

今回のランキングで日本は、ランキングが発表されて以来、初めて下位三分の一のグループに落ちています。先進国のなかでは断トツの最下位です。

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