少子化を語る際最も重要なのは、愛などといういい加減で頼りないものを過剰に神格化し、
全ての男女関係に押し広げてきた日本社会の問題を今一度相対化しておく必要がある。
自由恋愛であれ周りからのお膳立てであれ、最後は自分たちの意志による合意には違いない。
馴れ初めの美しさなどより、その後どう絆をつないでいくかの方が余程重要で、
社会における夫・妻・親の役割を担う責任を誰もが自覚しなくなったら
社会は成立しないということは押さえておく必要がある。
惚れた腫れたは猫でもする。
それぞれの役割を自覚し家族生活を築き上げていくことは人間にしかできない。