「さいごのひ」

思わせぶりな冒頭。
電話とテーブルのくだりから「僕」は「君」と別れたようだが
どうしたら「命」「さいご」「世界」という壮大な表現に繋がるのか。
なぜか突然悲惨なニュースに思いを馳せ、
なぜか突然の問いかけ。
「君」と「僕」がどんな出会いでどんな関係だったのか、
こっちが知りたいんだが…。
誰の、何の「さいご」なのか最後まで明らかにならず、
空回りする歌詞。
スキマお得意のオヤジギャグで考えれば
最後の火=最期の日と語呂で繋いで深みを持たせたつもりだろうが、
さすがスキマ、比喩が分かっていないだけのことはある。
繋ぐものを間違えている。
終盤、仮定的条件として語っているから「君」や「僕」が
実際にはどうなっているのかさっぱりだ。