>>338
* 引退したAV女優が、現役当時に週刊誌の掲載のために撮影した写真、ビデオの販売促進のために
撮影した下着姿で股を開いた写真、ビデオのキャプチャー画像をゴシップ記事と合わせて掲載され
た事案で、東京地裁平成18年5月23日判決(判例要旨38)は、週刊誌掲載のために撮影され
た写真は再掲載を予測できないとはいえず承諾が及ぶ、ビデオのキャプチャー画像はビデオの紹介
のために使用されることは出演者は承諾しているというべきであるが、ビデオの販売促進のために
撮影した写真やビデオのキャプチャー画像の使用に同意があるのは、通常人が羞恥を覚える写真の
内容も合わせ考えればその範囲にとどまり、引退後にビデオの宣伝という範囲を超えて週刊誌に掲
載されることには同意が及ばないとして肖像権侵害を認めた。