0698名無しさん@また挑戦
2018/07/28(土) 17:54:32.85ID:???『僕のワイフとベイビーの命を守ってくれて、ありがとう』と
お礼を言いました。そして、ひじきは黄熊に
『どうして、ワイフのボディガード役を買って出てくれたんだい?』と
尋ねました。すると、黄熊は
『いつかひじきさんと穂プレガちゃんに恩返しがしたいと
思っていたんだ。2人は、僕がウサギの巣穴にはまってしまった所を
助けてくれた。そして、穂プレガちゃんはいつもいつも
ハチミツ大好きな僕のためにハチミツを恵んでくれた。
その他にも色々と世話を焼いてくれた。
なのに、僕は穂プレガちゃんに何にもしてあげられていなかった。
だからせめて、僕はヌトーカーから穂プレガちゃんを守ることで
穂プレガちゃんの役に立ちたいと思ったんだ!』と言いました。
穂プレガは、そんな黄熊の言葉に涙ぐみ、思わず黄熊をハグしました。
長いハグの中で、黄熊は穂プレガの様子がおかしいことに
気付きました。ハグを終えると、穂プレガはうずくまり出しました。
『どうしたんだい?穂プレガちゃん!』
黄熊が穂プレガの身体を支えようとすると、穂プレガは
『お腹が―痛い。。―もう―生まれる―みたい』と言って、
お腹に両手を当てて苦しみ出しました。
『大変だ!病院へ戻ろう』とひじきが言うと、穂プレガは
『病院じゃなく、森の中で赤ちゃんを生みたい』と言いました。
自然を愛する穂プレガらしい言葉でした。
穂プレガは『わがまま言ってごめんなさい』とも言いました。
ひじきや黄熊は病院に電話して、非番の産婦人科医や助産婦を
特別手配してもらいました。
約2時間後、一行は森に着きました。穂プレガは
『この草むらの中で赤ちゃんを生みたい』と言いました。
背の低い草しか生えていない所を選び、動物達は協力し合い、
穂プレガの出産のために敷物を敷きました。