>>698 続き ※絵露有無:有(ただし、極微量)

 医者や助産師は、穂プレガの胎児の状態を
 医療機器を使って調べました。医者らは
 『現在、陣痛は3分間隔です。1分間隔になったら、
  分娩を開始しましょう』と言いました。
 そして、約5時間が経過し、ようやく1分間隔になりました。
 『さぁ、分娩を開始します。パンツを脱いでください、
  ミセス肘軟出須!』と医者は穂プレガに言いました。
 穂プレガは自分が森で出産したいと言ったにもかかわらず、
 動物たちの目の前でパンツを脱ぐのは恥ずかしくなりました。
 しかし、パンツを脱がないわけにはいかないので、
 穂プレガは仕方なくパンツを脱ぎました。
 動物達は皆祈るような目で、穂プレガの股間に注目しています。
 『陣痛が来ましたよっ!はいっ!いきんで!!』
 医者が大声で指示をすると、穂プレガは
 『うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!うぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!』と
 力いっぱいいきみました。しかし、まだ股間から赤ちゃんの頭は
 見えてきません。穂プレガは『まだですか?』と苦しそうに聞くと、
 『人間のお産はそんなに楽ではないことが多いものです。
  さぁ、根気強く何回でもいきみましょう!!』と励ましました。
 穂プレガはまた、『うぅぅぅぅぅぅぅぅん!!うぅぅぅぅぅん!!』と
 いきみましたが、依然として股間から赤ちゃんの頭は見えてきません。
 夫・ひじきが穂プレガの手を握る手にも自然と力が入ります。
 穂プレガもひじきの手を思わず強く握り返しました。
 その力があまりに強かったため、ひじきは『いててて』と言いました。
 どんな時でも気遣いを忘れない穂プレガは、そんなひじきを見て
 『ひじ、ごめんなさい。。痛かったでしょう?』と言いました。
 ひじきは、穂プレガに
 『僕のことは気にしなくていいんだ―今は元気な赤ちゃんを
  生むことだけに集中して!』と言いました。