「肉リック〜」
「なんだよ、ハニエル―ひとを呼び捨てすんじゃねぇよ!!」
「抱っこ〜(ギュー!!)」
「仕方ねぇな(ギュー!!―ヒョイッ!!)」
ガチャッ!
「おい、ハニエルッ!!―パパとママが悪霊との戦いを終えて、
寝室から出てきたぞ!!」
「パパー!!ママー!!」
「…//…えへへ…//…肉リック、ハニエル、お待たせ☆」
「jajaja…//…僕達は悪霊との戦いに勝った!!
後は、きのの次の陣痛が来るのを待つだけだ!!」
「(!!!)いたぁぁぁぁぁぁい!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!
ひじ、肉リック―助けてぇぇぇ!!痛いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「ja?―前の陣痛からまだ5分しか経ってないよ?
早速、もう来たのかい?きの」
「おいっ!!―陣痛間隔が5分になったら入院ってかかりつけ医は
言っていたんだよな?ひじき」
「その通りさ!―きのの陣痛間隔が5分間隔になったのかもしれない。
ちょっと行きつけの産婦人科に電話をかけてみるよ!
(ピポパ…プルルルルルルル…プルルルルルルル…ピ)―もしもし?先生?」
「Hi!―その声はもしや―ミスター肘軟出須ですか?」
「先生、聞いておくれ!!
―きのの陣痛間隔がとうとう5分間隔になったんだ!!」
「あらま!―意外とここまで早かったですね!
まだ、陣痛開始から3時間しか経っていませんよ」
「そうなんだ!―今回もきのに悪霊が取り憑いていたから、
その悪霊と戦ったんだ!!―僕らは悪霊に勝利した!!
そしたら、急にお産が進み出した!もう入院していいよね?先生」
「いいですよ、ではミセス肘軟出須が来るまでの間に
水中出産用のお湯をプールに入れておきますね!」