「jajaja!―心配ご無用さ!―君が出産直後に深い眠りに
ついている間に、両親には僕が電話してお知らせしておいたから」
「そう―ありがとう、ひじ☆
ひじのご両親は、何ておっしゃっていた(小首かしげ)?」
「前回のハニエルの時同様、とても大喜びしていたよ♪
ハニエルの時もそうだったけど、今回も出産予定日より遅い出産だっただろう?
―だから、両親は内心ヤキモキしていたらしくて、
心底ホッとしている感じだったよ」
「そうだったのか―ひじのご両親にも心配かけていたんだね。。
でも、『まだ生まれないの?』って電話をかけないでいて
くださった―自分がプレッシャーに感じないよう、
配慮してくださったのだろうね。
―その気遣いが本当にありがたい(ウルウル…)」
「jajaja!―ママ自身、僕の姉の羅宇羅を出産する時、
周囲のそういった電話をストレスに感じていたらしいから、
きのに同じ思いをして欲しくなかったんだって。
―ま、某妊婦マニアみたいに『もう生まれた?』って
無神経に連絡を何度も寄越すKY野郎もいるけどね。。」
「あれは―本当に精神的に来たね。。
特に予定日超過の妊婦にとっては。。。
(!!!)そういえば、Sーまに『φお疲れ様』ってお電話を
まだしていないな!!―しなくちゃ!!」
「きの、そんな必要はない―僕の言ったとおりだっただろう?
彼はまた優勝しなかった―本来ならφに行く実力もないとは言え、
散々輔連やジャッジにお膳立てされたのに、また2位だった。
君が妊娠・出産による休養で出場していないにもかかわらず、
彼はチャンスをモノに出来なかった―
過去の失敗を糧に出来ず、同じ失敗を繰り返す無能な男に
君が貴重な時間を割いてやる必要はない」
「ひじ―でも、彼はぬほん人でただ一人で英語も分からない中、頑張った。
何とか励ましてあげたいの」