>>126 続き ※絵露有無:無

「いやだ、台ちゃん―忘れちゃったの(サスサス)?
 昨日、9ヶ月の妊婦検診に行ってきた時にもらった
 お腹の赤ちゃんのエコー、見せたばかりでしょう(サスサス)?」
「せやったせやった!!ハハハッ!!
 ところで話は変わるけど、
 明日は飲み会が入ったから遅なるわっ!!」
「台ちゃん、また飲み会?
 台ちゃん、今年の年末の全ぬほんの本番で、
 4Sを跳びたいと言っていたんだから、
 そろそろ本腰入れて練習しないといけないんじゃないの?」
「今からそんな現役感出されても―
 飲み会入れるのは土日だけや!!―な!―ええやろ?」
「う〜ん、仕方ないなぁ。。」
「(ホッ!)良かった―たまの息抜きも必要やからな!」
「(小声で)いつも息抜きしているような気がするんですけど(ボソッ!)」
「なんか言うた?」
「(ビクッ!)ん?―ううん!―何にも!」
「なぁ、きの―お前、ホンマに来季も現役続行なん!?」
「そうだけど―どうして(小首かしげ)?」
「お前がはよプロになって、アイスショーでもコーチでも
 本の執筆でも何でもやってぎょうさん稼いでくれへんと、
 俺、服とか化粧品とかハトムギジェルとか交際費にめっちゃ金使うから困るねん」
「そんなこと言われても(困惑)
 ―試合で4Aを入れることは小さい頃からの自分の夢だったし。。
 ―今季は予想外の怪我と妊娠で予定が狂っちゃったから(サスサス)。。
 だから、4A込みのパーフェクトパッケージを来季は頑張りたいの」
「そないなこと言わんと、はよ引退してくれや!
 お前が引退してくれへんと、俺が目立たへんやろ!?
 ―はよ引退して、本とか出してぎょうさん稼いで欲しいねん」