〜2019年1月7日@きのこ行きつけの産婦人科 in 豚吐露〜
コンコン…
「どうぞ」
ガチャッ…
「失礼します(ペコリ)」
「お久しぶりですね、ミセス肘軟出須(ニッコリ)」
「お久しぶりです、先生(ニッコリ)。
先生とお会いするのは、この子(=ひのき)を水中出産した時以来ですね。
その節は、大変お世話になりました(ペコリ)」
「いえいえ、頑張って出産を成し遂げたのはあなたです!
私は、ただ、少々手助けをさせていただいただけですよ。
今回の出産は、第一子のハニエル君の時よりもだいぶ安産でしたね。
ハニエル君を出産された時は、55時間もかかりましたが、
ひのきちゃんを出産された時はたったの12時間!
これは大変大きな進歩ですよ、ミセス肘軟出須!」
「はい―しかし、経産婦の場合、多くのお母様方は12時間よりももっと
短い時間で出産を終えます。自分も、ひのきをもっとスピーディーに
生んであげるべきだった―
もっと安産のために何かできることはなかったのか。
もっとひのきが苦しむ時間を短くしてあげることは出来なかったのか。
今でも自問自答しています」
「あなたは、相変わらずご自分に対して厳しい妊産婦ですね。。
でも、そんなにご自分を責めなくて大丈夫ですよ。
赤ちゃんもお産の最中にお腹の中で寝てしまったりするなど、
赤ちゃんには赤ちゃんのお産のペースというものがありますから、
お産が長引けば長引くほど、必ずしも赤ちゃんが苦しむ時間が長く
悪いお産になるというわけではありません。
ところで、あなたの愛する旦那様・ミスター肘軟出須は
今日はどうしていらっしゃるのですか?」