>>491 続き ※絵露有無:無

「今日はたまたま練習が休みの日なんです―今日は、たまの休みに
 ひじと恋人同士に戻れたらと、武頼案と取れ石ーが自分たち夫婦に
 くれたお休みの日です―子供達は彼らが看てくれています。
 ここは、ひじがプロポーズしてくれた場所なので、来ました…//…」
「フンッ!ヤオヒジ、お前がきのこにプロポーズしてさえしていなければ、
 きのこは俺の妻になっていたのに!!」
「ちょっと訂正させてください、痔罵苦さん!
 仮に自分がひじと結婚できていなかったとしても、
 あなたと結婚する確率は1%もありませんからっ!!」
「つれないなぁ、きのこ(ショボーン)
 ヤオヒジ、お前なんできのこにプロポーズしようと思ったんだよ!?」
「僕が2015年の割度で初優勝した時、きのが僕の優勝を喜んで
 泣いてくれたからだ―きのはもちろん悲しかったんだ。
 勝ちたかったんだから―でも、同時に僕の勝利を喜んでいたんだ。
 きのはこう言った―
 『勝ったのがひじで本当に嬉しい。
  自分は今日頂点にいないけど、
  そこからの風景をひじと一緒に見ている』と。
 僕にはその意味がよく分かった。同じ高みに立っているんだってね。
 僕はあの時からきのと真の友になれたと思う。
 ―と同時に、この人とずっと一緒にいたい―
 表彰台やリンクだけでなく、家も共有し、ずっと一緒に暮らしたいと
 思うようになった―きのと同じ風景を私生活でも見たいと
 強く思うようになったんだ―まぁ、それまでも、
 僕はきののこと、もとから大好きだったんだけどね。
 結婚を強く意識したのはこの時が初めてさ」
「そっか―クソッ!―2015年の割度できのが勝っていれば、
 お前らの結婚はなかったのか(ショボーン)」