【応化戦争記w】南スーダン支援NGOの今井氏、「衝突でも戦闘でも…」
構成・藤田直央2017年2月21日21時08分
【統一なき政府軍、実態は利権争い】
http://www.asahi.com/articles/ASK2P660TK2PUTFK018.html
南スーダンでは、それぞれの部族を中心としたグループが
政治化し、武器を持ち、日本の戦国時代のような状況です。
政府軍についても、統一した指揮系統があるとは言い切れ
ない。マシャル派も南スーダン国内に一定の支配領域があり、
知事の任命などもやっています。
今起きていることは、民族紛争という形をとった政治闘争、
利権争いだと思います。南スーダンには石油があり、
独立後は復興援助資金がたくさん入ってきた。
そういう利権争いの中で政治家を中心とした軍閥のボスが、
敵対感情をあおっています。
【不安定化する首都、自分で安全守るNGO】
日本政府、自公安倍政権・稲田朋美防衛相は、ジュバは
比較的落ち着いていると
繰り返すが、本当にそうか。表面的には普通の市民生活
があるが、非常におびえています。新しい戦闘が起き、
自分たちが殺されるのではないか。虐殺にしろ暴動にしろ、
何が起きるかわからないと。
南スーダンの経済は破綻しています。通貨は暴落し、
物価は1年前の5、6倍に急上昇した。
(南スーダンは有力な産油国にもかかわらず)ガソリン
がなく給水車は走れず、(首都ですら、信号機は
きえたまま。)水の値段が非常に上昇している。
避難民キャンプで草を取って食べることもあります。