【本格の】鮎川哲也 Nホテル六〇六号室【鬼】
日本のミステリー史上に偉大なる足跡を残した、名匠について語り合うスレッドです。
過去ログ及び関連情報は>>2-4あたり
●重要なお知らせ
※鮎川哲也のことを「鮎」と呼び、住民の感情を逆撫ですることで、
スレを荒らそうとする愉快犯にはレスをしないで放置して下さい。
また、愉快犯は自作自演でやり取りを装いますので、無視して下さい。
※議論のためと称して最悪板や蟻板の愉快犯批判スレからの劣化コピペを繰り返す荒らしが常駐しています。
愉快犯に反応するレスは荒らしの仕業である可能性が高いので放置して下さい。
※ネタバレは、ミステリー板のローカルルールで禁じられている悪質な荒らし行為です。
未読の方の楽しみを奪わないためにも、メール欄内以外でのネタバレ厳禁でお願い致します。
(ネタバレから身を守るための重要な情報が>>2にあります。是非ご覧下さい。) ●重要なお知らせ2
当スレにはネタバレを繰り返すコテハンが居ついています。
ネタバレの危険が高い彼のレスを目にしたくないという方には、
2ちゃんねる専用ブラウザの導入をオススメします。
そしてブラウザのあぼ〜ん機能・NGワード機能を使い、
書斎魔神
書斎さん
魔神さん
をNGワードに設定しましょう。
2ちゃんねる専用ブラウザに関するサイト monazilla.org(w
http://www.monazilla.org/ 過去ログは移転の際に不明になっていたりしますので、外部ログをご参照下さい。
○●鮎川哲也スレッド■□
ttp://makimo.to/2ch/mentai_mystery/974/974588767.html
【本格の】鮎川哲也スレッドpart2【鬼】
ttp://makimo.to/2ch/book2_mystery/1083/1083208926.html
移転途中で消えた悲運のpart3はこちら
鮎川哲也
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1088484912/
part4
【本格の】鮎川哲也 四番館【鬼】
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1092473463/l50
移転途中で消えた悲運のpart5はこちら
http://logsoku.com/thread/love6.2ch.net/mystery/1175860114/ 鯖落ちする前からレスがついていなかったうえに
書 斎 のいる2ちゃんで話なんかしたくないという人のためのスレはこちら。
鮎川哲也【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1244080266/ ブックオフの105円コーナーに出版芸術社版「赤い密室」があったので購入。
「呪縛再現」が105円で読めるとは幸せだ。 マエストロ鮎スレキター!!!
熱く語り合おうぜ!
俺も鮎作品のような本格ミステリにおけるネタの重要性を認めることにやぶさかではないが、
作品の本質に関連したネタばれは事前に覚悟しておいて欲しい。
鮎はもう忘れられた作家だろ
本も絶版だらけ
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━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ 鮎川哲也先生の日記集成が三巻くらいの本になって東京創元社から刊行されることが決まった >>11
決まったまでの確度じゃなかったと思うけど、9/30の「鮎川哲也とロシア音楽の夕べ」でのトークショーでこぼれた話らしいよ。 >>12
スレの信用性に関わることだし、情報開示には慎重さを心がけろ。
>>13
同意。
頭巾を頭吊と書いたり
そして誰もいなくなったにポアロが出ているなどと書くようなアホは
死んだほうがいいよな。 >>13
12が書いていることは本当
(現時点ではそれだけがソースだが、北村薫が発表したそうだ。未定なのは巻数だけではないか)
公表しても問題がないレベルの話
>>17
「13」に向けてレスしたのは、「むやみに人を疑うな。お前は情報ゼロなんだから」ということだ
書斎もお前も「へえー、知らんかった」と思っときゃいいんだ
だいたい名無しはお互いさまだろうが 書斎や17にもできることを教えてやるよ
「東京創元社に問い合わせてみろ」 学生の秩父の連続殺人のやつ(題名忘れた)読了
めちゃくちゃ面白かった
文体はあまり好きになれなかったがトリックの凄さに見事やられました
次黒いトランクを読もうと思うんだが
他にもおススメがあれば教えてちょ >>22
題名忘れたのは「りら荘事件」でしょ。
「黒い白鳥」「死のある風景」あたりがオススメ 「りら」は最寄駅徒歩圏・警察出入り自由のクローズド・サークル
(勿論、厳密には該当しない)風「館もの」という舞台設定が逆に新鮮だった。
従って謎の連続殺人があるわりには、原型(「呪縛再現」)にあった
怪奇性は皆無。
しかし、鮎長編にはこの方がフィットし、論理性重視が高まり結果良であった。
>>22
>>23にある作も良いか、「憎悪の化石」「風の証言」の方がボリューム的にはコンパクトでお薦め。
短編集で「竜王氏の不吉な旅」を探していますが
見つからない。
具体的にどんなタイトルに掲載されてるんでしょうか
出版芸術社『竜王氏の不吉な旅』
創元推理文庫『太鼓叩きはなぜ笑う』
講談社文庫『殺しの一品料理』(アンソロジー)
講談社『1973推理小説代表作選集』(同) >26
どうもサンクス
貴殿は、相当な鮎川マニアのようですね。
よくご存知で 鮎川マニアで、かつ親切だよね
鮎川好きは同好の士を増やすのに熱心だ 今、『死びとの座』読んでるところ
刑事の会話が可笑しく、思わず笑ってしまうよ。 >講談社文庫『殺しの一品料理』(アンソロジー)
俺は竜王初読はこれ。懐かしす・・・
これって、
>講談社『1973推理小説代表作選集』(同)
これの文庫化だよな。
値が張るため、こちらに手を出すのはちと厳しいものがあった。
>>27
ちゅーか、タイトルが判明しているので、鮎関係のサイトや
各種書籍データベース検索で簡単にわかるはず。
21世紀に入るまで作家活動が継続していたことを思うと、
まさか「死びとの座」(83年に新調社からハードカバーならぬソフトカバー
で新刊)が最後の長編になるとはねぇ・・・
鬼貫モノを読んでいると、頭の中で常に、大地康雄が走り回ってる。 >>31
俺は黒トラの鬼貫だけは笠置衆さん。
最後の丹那との会話シーンとかの台詞回しとか。 鬼貫警部はココア大好き人間
俺と一緒だ。
あの艶やかな甘さと豊潤なかほり・・・
でも下戸じゃないと鬼貫の境地は実感出来ないと思う。
下戸に酒の楽しみを語る野暮さとは逆の意味で。 大陸育ちの鮎にはフィットした学校かもしれないが、
作品には硬派拓大のイメージは無いわな。
おお、鮎川センセのスレを忘れてた〜 過疎ってるけどスレがあるだけウレシイ〜 堺はやめてくれ
あのニヤケ顔は鬼貫には相応しくない
もっといかつい感じの方がいい
ガッツ石松とか いかつくてアゴが張っているといえば
アントニオ猪木か… ここらでどんな形でもいいからドラマ化して欲しい
そうすれば絶版もどきの作品群が再版になる可能性もある・・と思う ・・・無理かなw >>45
ストイックな作風だし、NHKに期待している。
現代ではオンエアはBSになってしまうとは思うが。 風貌に共通点は無いのだが、
なぜか「黒いトランク」の鬼貫のイメージ(台詞回し等)は笠智衆。
すると丹那は佐田啓二か? 光文社文庫5月の新刊「アリバイ崩しの妙」って、エッセイ集かしらん 黒いトランク読了。
いやー、俺みたいなヘタレにはきつかった・・・
まず短編から入ったんだが、短編も複雑だなあって思ってたが、
それをさらに何倍にも拡大した感じで、読んでて死にそうだった。
謎の解き方の過程が、淡々と難解な数式を解いてゆく感じで、
全然ドラマチックなハッタリを効かせないのも、短編と同じw
ちょっと新鮮だったけど。
初長編は、りら荘事件から読めばよかったかな・・・ 何を先に読めばいいってのはないと思う。
作品性に心に残るものがあれば次へ次へと行くんだよね。
りら荘でもいいけど、準急”ながら”のほうが短くてよろしいかも
初めて読むんだったら「憎悪の化石」とか「黒い白鳥」がいいんじゃない。
ある程度本格推理小説を読みこなした人でも、
「黒いトランク」のトリックは複雑だから、難しいと思うんじゃないかな。
でも、何年かたつと、また読み返したくなるんだよね。
了解しました。そのへんから読んでみます。
黒いトランクを読んだ限りでは、この複雑なパズルを組み立てる感じは、
日本のクィーンというより、ブランドっぽいって思ったり。 黒トラはマッチ箱を作中に出て来るトランクに見立てて動かしながら読め。
とか言われた時代もあったけど、今はマッチ箱そのものが入手難。
何か代わる適当なものがいるわな。
りらは黒トラとは異なるフーダニット、面白いがこれも非常凝った構成なので、
初学者には厳しいものあり。
長編の場合は、
>>57があげている協会賞受賞対象となった2作、
>>56があげている短く纏まった「ながら」あるいは「宛先不明」、
やはり、この辺が適切でしょ。
まあ、「風の証言」「鍵孔のない扉」等々がゲット容易ならそれでもOKだが。
短編の方もリーダビリティ的には三番館シリーズから入る方が良い。 >>58
いくつか鬼貫ものを読んだあとで、もしよかったら、「黒いトランク」
にもう一度、手をのばしてみてほしい。
エモーショナルな部分が、胸にしみると思う。
本が手に入るなら、「人それを情死と呼ぶ」は読んでみてほしいな。 <鮎川哲也>が登場する作品は、愉しいね。
短編だけど、「砂の時計」や「二つの標的」は出来もいいしオススメ。 コンパクトに纏まっているという点では「ペトロフ事件」も鮎長篇最初の1冊に推せなくもないが、
実は本作は時刻表アリバイ崩しものを先に数作読んでからの方が楽しめるという面もある。
おなじみの手を既にこの頃からと思うていると・・・という展開あり。 >>62
そのへんの短編は、俺も好き。
「赤い密室」とか「五つの時計」あたりが傑作なのは勿論だけど、読み物
としては余裕が無いから、ガチガチの本格適性がないと、合わない恐れは
ある。 >ガチガチの本格適性がないと、合わない恐れはある。
この懸念が無いのが、三番館シリーズやろうね。
広く本格ミステリの面白さを知らしめたいというマエストロ鮎の意図があったやに思う。
今ならドラマ化ぐらいされていたかも。
三番館のバーテン役は誰が適役だろうか?
>>64
>ガチガチの本格適性がないと、合わない恐れは
>ある。
鮎川を好む人間でそういう適正のない人間はそうはいないんじゃないか? >>66
確かにそうなんだけど・・・
「本格推理の驍将」というイメージや、神格化したような解説が、普通
の読者の敷居を高くしてる気がしてね。俺にとって鮎川哲也は、まず面
白い作家なんだよ。けっしてマニアしか楽しめない難しい話を書く人じゃ
ない(マニアの尻尾が残ってた初期に、同類のマニアを唸らせる超絶技巧
の傑作を書いたわけで、それをそのままカタギの衆には薦めにくいw)。
ユーモアのセンスがちと微妙なのがアレだけど、鉄道ものなんか、いまと
なっては時代小説みたいな味があるわけで、売りかた次第では、もう少し広
い読者層にアピールできると思うんだけどね。 じゃあ、売り方を考えて出版社に申し出てくれ^^
俺としてもこのまま埋もれてほしくない! 現役時代はカッパの「沈黙の函」はベストセラーリストに名を連ねたし、
「王を探せ」は創刊当初のカドカワ・ノベルズの1冊として大々的に
セールスされたという過去もある。
まあ、マーケティング次第やね。 久しぶりに、「黒いトランク」(光文社文庫版)を読了した。
この小説は、何が何でも表舞台に出るんだという、鮎川哲也の執念を感じるね。
光文社文庫版は、初刊本を定本としているせいか、一層強く感じる。
代表作ではあるけど、鮎川哲也の他の小説とは、全然違う雰囲気だ。
日本を代表する本格推理小説だと思う。
ちょっと惜しいのは、前スレでも語られた、昭和24(1949)年と昭和29年が混同されてること。
(光文社文庫版では、昭和29年という記載は直されてるけど、「7年前」はそのまま。)
たぶん、「十三番目の椅子」に応募する際に、昭和29年を舞台にして、書き直そうとしたんじゃないかな。
ただ、何か問題があって、再度当初の昭和24年に直した際に、昭和29年とか「7年前」が残ったのだと思う。
「当時はまだ皮革統制がやかましかったため」(200ページ)という記述があるのだけど、
調べたら皮革統制が解けたのは、昭和25年1月だから、丹那さんが調べたときはまだ統制は解けてないようだし。
http://himeji.jibasan.jp/leather/history/03/04.html
まあ、「7年前」は「1年前」の誤植ということも考えられるけど、
上記「当時はまだ」という記載や、そのほかの点からも、
トランクの製造や購入は、事件の数年前にしたかったような気がするなあ。 「黒いトランク」は、「獄門島」「刺青殺人事件」と並ぶ、俺にとっての
日本の本格の原風景(若い住人にとっては、「占星術」や「十角館」がそう
いう存在なのかな?)。
「黒い白鳥」以降のほうが、小説技術がアップしてるのはわかるが、「トラ
ンク」はやはり別格の存在。
失われた初稿版、誰か(河太郎氏あたりでも)感想を残しててくれればよか
ったのに。 今回、「黒いトランク」を読んでて気付いたのだけど、
トランクの動きをまとめた表(角川文庫だとP117〜、光文社文庫だとP142〜)に、
あえて時間を書かなかったり、時系列で並べなかったりしてるのは、読者をミスリードするためなんだね。
読了後、改めてトリックを整理してたら気付いた。
この小説は、読むたびに新しい発見があるわ。 >日本の本格の原風景(若い住人にとっては、「占星術」や「十角館」がそう
>いう存在なのかな?)。
既にシマソウやアーヤの読者は若いと言い得る住人ではないと思われ。
結局、最終長編となった「死びとの座」は、まだ文芸路線が濃厚だった新潮社
からソフトカバーで刊行(鮎川哲也というミステリ作家の評価が高かったのもわかる)
されたにもかかわらず、あまり売れなかったような。
この時代、新本格ブーム到来までは本格ミステリは退潮傾向。
鮎川ってあまり映像化されてないよね?
映像向きな作品多いと思うんだけどなぁ >>74
脚色され妙なドラマ(シリーズもの)にはなってる(w
>>76
そのテレビドラマの不人気が鮎川人気という観点からは痛かった。
角川が原作(というか原案的)の短編集を大々的にセールスに出たのだが、
これも不発っぽかったな。 誰かが指摘して初めて「俺は知っていた」的なことを言い出すいつものパターン。
書斎って本当に恥知らず。 光りすぎて眩しいから、どこ見ていいか分からないよね。 >>77
角川のセール法自体が傾斜しかかってた時期と被ってたのもあるんじゃね? >>81
ちゅーか、角川商法向きではなかったタイプの作家だと思う。
ちゅーか映画化すれば良かったんだと思う あの時代なら高倉健=黒いトランクあたりで >>84
わざわざ名無しでやらんで「書斎魔塵2」とでも入れろよ自演狂w
このスレで書斎の相手をする奴はいないんだからさ。
お前自分でもわかってるだろバカw 「黒いトランク」の鬼貫に関しては笠智衆さんで良いように思う。
>>85
書斎は頭が悪過ぎてどうやれば自演と見破られないかがわからないんですよw >>86
笠智衆で角川興行が成功すると思うか?ATGならまだしも 相変わらず乏しい知識しかないんだね書斎さんw
見苦しい自演でどこまで引っ張れるかなw >>88
あくまでイメージで書いてみた。
だが、ストイックで淡白な鮎川作品はATGにもミスマッチかと思う。
NHKがジャストフィットかも。 >>91
うむ、それなら同意。NHKならジャストフイット。 しかし書斎って本当に程度の低い自演しかできないんだなあw 角川文庫の「傑作選」は、結局何巻出てるのですか?
>>76のリンク先には、「7〜13巻までの6冊を刊行して中断されました」と書かれてるけど、
7巻から13巻までなら7冊ですよね。
7.「裸で転がる」
8.「死が二人を別つまで」
9.「金貨の首飾りをした女」
10.「呼びとめる女」
11.「囁く唇」
12.「蝶を盗んだ女」
13.「自負のアリバイ」
ということでよろしいのでしょうか?
角川の傑作選と同じ頃に、立風書房から「短編推理小説選集」の1巻から6巻まで出てるのですけど、
これとは関係ないですよね。 角川文庫の名作選は、その7冊だよ。6冊というのは間違いでしょう。
年代順の収録だから、1−6巻が出ていたとしたら初期作品がごそっと
入ったはずだけど、同時期の立風版短篇選集とかぶるから後回しにして
そのまま忘れ去られてしまったのではないかと。 いかにも角川らしい放置ぶりなんだよな。
鮎川ブーム到来ならず・・・ それが、角川の傑作選のうち1〜6が未刊行であることを知らなかった無知な書斎の最後の言葉であった。 鮎川哲也て世間的には認められた作家なのだろうか?
彼の作品に影響受けた作家は多くいそうだけど・・・・ 書斎の論法だと
マイナーで絶版だらけの忘れられつつある作家
だそうだw