国産ミステリーオールタイムベスト10を考察する
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当方で古今東西の集計結果をまとめてみた結果
1 獄門島
2 点と線
3 虚無への供物
4 黒死館殺人事件
5 ドグラマグラ
6 本陣殺人事件
7 不連続殺人事件
8 黒いトランク
9 大誘拐
10 火車
次点 二銭銅貨 刺青殺人事件 戻り川心中 新宿鮫
となったところである 流石にオールタイムベスト10だと、メジャーな作品じゃないと駄目だろう >>1
30年前のリストって気がする
スレが立ったのが2011年だとしても、2018年の今ならもう少し新しい作品も入れたいなあ 戦前から2作
40、50、60、70、80、90年代から各1作ずつ
21世紀から2作の計10作を
週刊文春の2012年版オールタイムベストの順位の高い順に選んだ10作
黒死館殺人事件
ドグラ・マグラ
獄門島
点と線
虚無への供物
大誘拐
占星術殺人事件
火車
葉桜の季節に君を想うということ
容疑者Xの献身
葉桜がちょっと浮いてる以外はかなり妥当じゃね? 21世紀枠を1つにして、葉桜の代わりの一枠を
年代関係ナシに>>710の作品以外で一番順位の高かった作品とすると
十角館が入って
黒死館殺人事件
ドグラ・マグラ
獄門島
点と線
虚無への供物
大誘拐
占星術殺人事件
十角館の殺人
火車
容疑者Xの献身
かなりいい感じじゃね? >>711
もう褒めてた爺さんたちも大半がこの世からいなくなったんだから、『点と線』をはずせよ
パンピーにミステリを広めた云々の歴史的意義はあるにせよ、そこに交じると一つだけチビスケ作品で異様だろ 文字の量で言えば
十角館や容疑者Xも大して変わらんだろ >>713
確かに点と線は歴史的価値以外の良さを見出せないなあ 黒死館やドグラマグラは怪作ではあるがベストの枠で語るのはちょっと違う そもそも黒死館は最後まで挫折せずに読破できた人が少なそうだし
ドグラマグラもたいていはチャカポコの部分を飛ばして読んでそう 俺はむしろチャカポコチャカポコの部分だけは面白かったし意味がわかったんだけど 黒死館はみんな挫折したというのにオールタイムベストでは必ず上位に挙がるよなあ なんか黒死館あげととかなミステリ好きとしての見識を疑われそうってのはある
自分が面白さを理解できてないってだけで 黒死館は黎明という意味では価値があるが、内容としては麻耶の翼ある闇の方がすっきりと分かりやすい。これを入れるなら翼ある闇入れろと言いたい。 黒死館とドグラ・マグラって
裸の王様のバカには見えない着物みたいなもんだろ? 黒死館は平均点を出しているサイトなんかでは順位は低い
でも人気投票では上位にくる
一部のマニアの票を集めて人気扱いされているわけだ
つまり、普通の佳作なら7点・7点・7点・7点・7点・7点・7点・7点・7点・7点みたいなところを
黒死館は10点・10点・10点・0点・0点・0点・0点・0点・0点・0点・0点
みたいな感じ
加点方式に強くて平均点に弱い作品 黒死館とかは、正統的な作品のベストじゃなく、癖のある作品を対象にした裏ベストの範疇だな >>726
黒死館ってのは要は大した事件でもないのに探偵が勝手に妄想を肥大化させて
宇宙的規模の壮大な事件に仕立てていくのが面白みなんでしょ?
ただ最初から最後までシリアスな雰囲気で貫かれているから
作者はマジで書いているのか、ネタで書いているのかが分からずに
困ってしまうのだが 黒死館ははじめに実験遺伝学とか言っててその段階で自らネタバレしてる 3大奇書の残り1冊である虚無への供物 はみんな楽しめたのか?
俺はあれもダメだった
やっぱり昔のアンチミステリーを読むぐらいなら
麻耶雄嵩とかいった現代のアンチミステリー風の作品を読んだ方がおもしろいよね 平成ももうすぐ終わりだし昭和ミステリーVS平成ミステリーで選んで見るのもよいかも 虚無は読みやすい
黒死館はつらい。 衒学的の部分ですっごく眠くなる。ティンカー〜の比じゃない
ってか小栗作品全般読みづらい 歴史的価値があるものが、必ずしも今現在読んで面白いというわけでもないんだよな かと言って
黒死館や点と線の代わりにじゃあ何を入れるかとなると
みんなめいめい勝手に自分の好きな作品を上げて全然意思統一できないから
アンケートとると結局無難な所でその辺の古典に落ち着くんだよな >>710
このラインナップで黒死館 ドグラマグラ
虚無への供物 点と線を抜くなら
代わりは戻り川心中 人形はなぜ殺される
りら荘or黒いトランク
この辺りが妥当では?
個人的には虚無への供物は抜かなくてもいいけど >>734
結局代わり映えしないのならまずは平成だけのベスト10を作ってみたい
それから昭和の定番と比較して入れ替えを検討すればいい 平成
奇想、天を動かす
生ける屍の死
時計館の殺人
双頭の悪魔
火車
哲学者の密室
魍魎の匣
模倣犯
レディ・ジョーカー
リング三部作
バトルロワイアル
白夜行
13階段
葉桜の季節に君を想うということ
容疑者Xの献身
イニシエーションラブ
首無のごとき祟るもの
告白
永遠の0
64
ミステリと言っていいのか微妙なのもあるが
あえて広義のミステリにして
平成候補20作上げてみた じゃあ昭和、完全に好みで選んだけど。
坂口安吾「不連続殺人事件」
江戸川乱歩「心理試験」
松本清張「点と線」
久生十蘭「黒い手帖」
連城三紀彦「戻り川心中」
赤川次郎「マリオネットの罠」
高木琳光「人形はなぜ殺される」
横溝正史「本陣殺人事件」
大坂圭吉「とむらい機関車」
筒井康隆「ロートレック荘事件」
鮎川哲也「りら荘事件」
和久峻三「雨月荘殺人事件」
夢野久作「瓶詰の地獄」
中井秀夫「とらんぷ譚」
山田正紀「人喰いの時代」
西村京太郎「殺しの双曲線」
木々高太郎「人生の阿呆」
夏樹静子「Wの悲劇」
森村誠一「人間の証明」
水上勉「飢餓海峡」
ついでに山村美紗のなんか。読んだことないからわからん。 >>738
山村美紗の代表作と言えば「花の棺」だろ >>737
ミステリー外のものはひとまず置いとくとして
13階段ってその中に混じるほど傑作だったっけ? 個人的にはあんま好きじゃないけど
かなり売れて話題になったイメージだったので……
(それだったら氷菓とか向日葵の咲かない夏とかも入れろよと言われてしまうか) 高野和明作品からとみてもジェノサイドのがいいんじゃね? 昭和推理作家十二傑
江戸川乱歩
小栗蟲太郎
夢野久作
横溝正史
坂口安吾
高木彬光
鮎川哲也
西村京太郎
赤川次郎
夏樹静子
山村美紗
森村誠一 坂口安吾は推理作家としてはさすがにない
あと連城 泡坂は入れたいな 内田康夫は?
坂口安吾は不連続殺人事件が有名なだけで推理作家ってくくりですらない気がする 島田荘司は活躍期間で見れば平成だけど代表作的に昭和寄りな気がしてしまう
綾辻行人は十角館が昭和とはいえ流石に平成かな 平成推理作家十二傑(昭和デビューも含む)
笠井潔
島田荘司
東野圭吾
綾辻行人
我孫子武丸
有栖川有栖
宮部みゆき
京極夏彦
法月綸太郎
森博嗣
二階堂黎人
貴志祐介 >>748
内田康夫にはこれといった代表作がないでしょう。
それより>>745で夏樹静子を入れるくらいなら佐野洋、都筑道夫、泡坂妻夫、山田風太郎のあたりの方が
格上な気がする >>750
我孫子、二階堂、貴志を外して
北村薫、麻耶雄嵩、横山秀夫の方が妥当じゃね 麻耶 横山はわかるし我孫子がそこまでじゃないのも同意
北村薫と二階堂はそんなに力量に差はないと思ってるからどっちのが妥当だろな >>754
いや、北村薫と二階堂だったら北村薫の方が格上感あるけどなあ
北村薫は日本推理作家協会賞と直木賞を受賞して、日常ミステリーというジャンルを確立した功績も大きい 笠井よりは道尾秀介か湊かなえだな
大衆的な方向になるけど 大衆的に選ぶなら、
東野圭吾、宮部みゆき、横山秀夫
綾辻行人、有栖川有栖、京極夏彦
伊坂幸太郎、道尾秀介、湊かなえ
森博嗣、米澤穂信、歌野晶午
とかになりそう
少なくとも著作の半分ぐらい絶版の島荘は入らない >>758
島荘は十分大衆的でしょ
日本を代表するミステリー作家である横溝正史だってほとんど
絶版だった時期はあるんだし、絶版かどうかは判断の基準にはならないよ 島荘は上でも言ったけどまず昭和に入るか平成に入るかをだな…… 個人的にはだが。
島荘、有栖に代表される密室などの物理トリックがメインの時代、叙述がメインに
なっている現在の、前平成、新平成に分かれるように思う。 ベストセラー作家なら
赤川次郎 3億部
西村京太郎 2億部
内田康夫 1億部
森村誠一 1億部
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アガサ 20〜40億部 新本格系は面白いんだけどオールタイムベスト入りするかは微妙なんだよな
なんか軽すぎるから >>761
有栖は物理トリックメインじゃなくてロジックメインだろ?
今でも青崎有吾、井上真偽などがいるように前期後期関係ない要素だと思う 叙述トリックも古くは横溝もやってるし
十角館も平成前期どころか昭和だからな
葉桜ですら平成の前半分に入るぞ 島荘、平成か昭和かなら平成だとは思う。昭和の範囲が広すぎるから、本来は戦後作家と赤川&西村なんかの新昭和世代と分けないとならない。
島荘は赤川&西村の後の世代になるから、島荘まで昭和にしてしまうと、もっと細分化しなければならなくなる。
指摘している方もいるが、島荘が昭和ならさらに後の綾辻まで昭和の作家になる。 知名度ベスト10ならこんな感じか
乱歩
正史
清張
次郎
京太郎
誠一
康夫
圭吾
みゆき
夏彦 作家の知名度ベストに何の意味があるの?
それより早く作品のベストに戻ろう 乱歩 淫獣
正史 本陣殺人事件
清張 ゼロの焦点
次郎 三毛猫ホームズの推理
京太郎 終着駅殺人事件
誠一 人間の証明
康夫 箸墓幻想
圭吾 秘密
みゆき 長い殺人
夏彦 魍魎 の匣 赤川次郎は三毛猫ホームズの推理かマリオネットの罠
西村京太郎は殺しの双曲線? >>772
そもそも作家で選ぶ意味がわからん
このスレの趣旨は作品のベストだろ? 作品のベストならば(社会派除く)
「本陣殺人事件」
「人間椅子」
「戻り川心中」(個人的には藤の香)
「そして二人だけになった」
「占星術殺人事件」
「双頭の悪魔」
「キングを探せ」
「十角館の殺人」
「アリスミラー城殺人事件」
「体育館の殺人」 思わず他も
エロの焦点 とか
雌猫ホームズの推理 とか
秘裂 とか
になってないか確認してしまった。 評価は獄門島が頭一つ抜けてる感があるのに
知名度だと八つ墓、犬神家になるんだよな
懐中電灯頭に挿して武装してる奴と
白いマスク被って池から逆さまで脚出してる奴のインパクトがでかすぎるせいか
あるいは獄門島はキチガイがまずいせいか 本格としては犬神とか八つ墓よりいいのがあるのにな
映像化されてるのなら結構あるけど
やっぱり角川の映画がダントツで知名度あるからなぁ 犬神家や八つ墓は
トリックとかロジックは正直しょぼいよな 推理作家×映画監督10選
江戸川乱歩×石井輝男
松本清張×野村芳太郎
横溝正史×市川崑
森村誠一×佐藤純彌
連城三紀彦×神代辰巳
大藪春彦×村川透
横山秀夫×佐々部清
東野圭吾×西谷弘
伊坂幸太郎×中村義洋
東直己×橋本一 >>782
そもそも八つ墓村は本格ミステリじゃなくて冒険スリラーとして評価されている
犬神家が評価されだしたのは21世紀になってからで昔は評価が低かった
2012年版の東西ミステリーでは39位だが、85年版ではランク外 獄門島ってそこまで名作か?と思うのですよ。ミステリの面白みという意味では
玉手箱的な魅力のある作品ではあるけど、トリック自体は小粒。
本陣の方が個人的には好き。 >>785
別にミステリーはトリックだけで評価されるわけではないと思う
自身が行っているように玉手箱的な魅力というのも重要
犬神家が近年になって再評価されたのもトリックよりも
遺産を巡る連続殺人、覆面の男、見立て殺人といった古典ミステリとしての
道具立てを評価された結果だろう。 >>787
いや、ミステリーの評価の基準はさまざまだということが言いたかっただけだが トリックだけで10作品選ぶとしたらどんな作品が入ると思いますか? 犯人が使ったトリック的な意味なのか
叙述トリック的な意味なのかでも変わる
十角館なんかは両方の合わせ技でもあるしな 記憶に残るトリックだと島田荘司の「斜め屋敷」とか「占星術」かな・・
「奇想、天を動かす」も印象深いが、あれはトリックといってよいのだろうか。
あと、二階堂黎人の『人狼城』もなんだかんだですごいと思う。
「世界最長」にこだわった結果、冗長すぎるのが本当に残念。 犯人のやったトリックで評価なら
殺しの双曲線
三毛猫ホームズの推理
占星術殺人事件
斜め屋敷の犯罪
十角館の殺人
時計館の殺人
すべてがFになる
人狼城の恐怖
容疑者Xの献身
あと一個思いつかん
トリックとはちょっと違うが双頭の悪魔の発想も凄いと感じた >>792
実現可能か、ばれないかは措くとして、島田御大の『北の夕鶴・・』も絵的にはすごいトリック。 柄刀は結局文章が上達せずにきてしまったな。
あの読みにくい下手な文章がもう少しマシだったらもっと読まれていただろうに。
三津田も「厭魅のごとき憑くもの」あたりはすさまじく文章が下手だったのに、
三作目あたりで読みやすくなったのは、嬉しい誤算。
三津田も「首無し」とかがオールタイムベスト候補だろうか。 連投。
このスレ、ベスト10だったんだな。100と勘違いしてた。
さすがに10位はないな、首無し。 ミステリの祭典ではなぜか国内1位だけどな>首無し
俺は好きなんだけど流石に1位は……と思う 21世紀短編ミステリベスト
https://note.mu/wasuimatui2014/n/n1cf9ea92a184
S「巡礼」加藤元浩 2013 『Q.E.D.証明終了(46)』
R「氷の皇国」深緑野分 2013 『オーブランの少女』
Q「砂男」宮部みゆき 2015 『希望荘』
P「エレファンツ・ブレス」初野晴 2008 『退出ゲーム』
O「リベルタスの寓話」島田荘司 2007 『リベルタスの寓話』
N「赤えいの魚」京極夏彦 2001 『後巷説百物語』
M「掟上今日子の叙述トリック/掟上今日子の心理実験」西尾維新 2016 『掟上今日子の家計簿』
L「新釈おとぎばなし」 北村薫 2005 『紙魚家崩壊 九つの謎』
K「砂漠を走る船の道」梓崎優 2008 『叫びと祈り』
J「イヴァン・ゴーリエ」沙村広明 2013 『幻想ギネコクラシー 1』
I「狂酔」若竹七海 2014 『暗い越流』
H「バレンタイン昔語り」麻耶雄嵩 2011 『さよなら神様』
G「小さな異邦人」連城三紀彦 2009 『小さな異邦人』
F「ゴーレムの檻」柄刀一 2001 『ゴーレムの檻』
E「赤い糸の呻き」西澤保彦 2011 『赤い糸の呻き』
D「一九四一年のモーゼル」北山猛邦 2004 『ミステリーズ! extra』
C「卒業文集」森博嗣 2002 『今夜はパラシュート博物館へ』
B「六代目中村庄蔵」青山文平 2015 『半席』
A「永遠の時効」横山秀夫 2008 『名探偵の奇跡―最新ベスト・ミステリー』
@「鬼ごっこ」殊能将之 2016 『殊能将之 未発表短篇集』 >>798
1位かどうかは別として首無しはミステリマニアからはかなり評価されている作品でしょ?
個人的にはメール欄が気に入らないので高い評価はできないけど うん、だから俺は好きだけど1位はないな
と言っただけ 首無しはそれ以外にも2,3点気になるところあるし割とご都合主義なところあるからね
それでも解決編のカタルシスは尋常じゃないし俺は1位でも特に異論はないな 1.獄門島
2.本陣殺人事件
3.蝶々殺人事件
4.犬神家の一族
5.悪魔の手毬唄
6.八つ墓村
7.悪魔が来りて笛を吹く
8.仮面舞踏会
9.夜歩く
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