>>217
容疑者X論争を知っていればこの発言は出ないかな
あれは一面では倫理的な観点からの批判でもあったわけで

笠井にとっては探偵小説の「死体をモノ化して意味を付与する」こそ
空虚な時代におけるある種の倫理だったと主張したいわけで

>>218
ということで単に「グロテスクな暴力性を自己批判した」ってのは大分違うよ
姉妹編ともいえる『探偵小説論』を合わせて読むともう少し理解しやすいかも