『頽れた神々』 結構面白かったんだけど、登場人物が多すぎるのと
テーマを色々盛り込み過ぎてて上下巻の2冊では消化不良で終わってしまった感じ
道州制導入後、世界的な金融センターになって人種が入り乱れ麻薬が蔓延する四国州が舞台
というパラレルワールドっぽい設定はやや異色
連邦警察 VS 州政府(表・裏あり)の図式の中で、州政府側の小黒(スペツナズ出身・危機管理局TOP)が少々小粒
「臭紋」は別の作品でも読んだ記憶が・・・、序盤からキーだった多門紅林とHH(左野広之)があまり活躍しない
実験動物ヒトの研究所とか超能力者の邑、人身売買組織の登場は寿行作品ではお馴染み
潰されたヤクザの組長の意外な活躍も、敵に捕らえられ人売組織に潜入する女性捜査官もまたしかり
(殺し犬「クロベエ」と「流水無紋」でもう1冊書いて欲しかった)