トリックより推理のロジック重視のミステリー [転載禁止]©2ch.net
エラリークイーンの悲劇四部作や国名シリーズ、有栖川有栖の江上シリーズ、法月倫太郎の「法月倫太郎の冒険」など、トリックより探偵の推理のロジックに重きを置いている作品は他に何かありませんか? ロジック重視の作品って
穴があると途端にダメに見えるし
完璧なものってそうそうないから
結果あまり好きではない 物語としての面白さを抜きにして単純にロジックだけならよりいたかひろが至高 >>90
それな
ロジック派代表のクイーンもロジックだけでは犯人は特定することはできないことに気付いて後期作品は次第にぐだぐだになっていく
たとえば、「~という理由で犯人は左利きだ!」といったところで
真犯人が左利きの人間に罪を被せようとして偽の手掛かりを残した場合はどうなるんだということね 理系でいう論理では「他の可能性を一切排除すること」を「証明」と呼ぶことが多いけど
それは実験室のビーカーの中とか文字で書かれた等式だからできることであって
人文科学や社会科学で同じレベルの蓋然性を求める必要はないんだよなあ
判例も「有罪にするための証明は十中八九確からしければいい」って言ってるし >>93
そうした判例レベルの証拠を否定して、より厳密性を求めたのがミステリーのロジックではないの?
だって、リアルな判例レベルの証拠をミステリーに登場する警官たちが見つけて「××が犯人だ!」と言い、
それに対して、探偵が鋭いロジックを駆使しして反証するというのがお決まりのパターンじゃん 「警官たちが見つける証拠」はあくまでも逮捕状発布や
「被疑者死亡のまま書類送検」の根拠だったりする
ほら、あの人たち、自白させればいいって思ってるから
逆に「探偵の論理」でも自白なしでは公判維持は難しいし
「『有罪にするための証明』より『探偵の論理』の方が厳密」
ってのはちょっと違うかなと思う
あくまでも「他の答えは一切ありえない」までの
証明はいらないだろって話ね >>95
>あくまでも「他の答えは一切ありえない」までの証明はいらないだろって話ね
しかし、クイーンはそれでは納得できないとばかりに、中期以降はやたらと探偵の推理を二転三転させ始める エラリー・クイーンを読まずしてロジックは語れない
ミステリにおける推理を芸術にまで高めたのはクイーンである >>97
でも後期のクイーンはロジック不信に陥ったような感がある。
名探偵がやたらと推理を外すようになる 依井貴裕ってもう書いてないの?
なんかの雑誌の近況報告みたいなのはまだ続けてるのかな ロジックが最も美しいと思ったのは、『スイス時計の謎』。
エラリー・クイーンのロジックはこじつけ感が強い。
有栖川有栖の方がロジックとしては、納得できる作品が多い。
笠井潔の矢吹駆ものも極めて論理的。 日本語の文章に句読点を打たない時点で、頭が非論理的で、ロジックを語る資格がない。