ハイレベル 高い技術のミステリー [無断転載禁止]©2ch.net
プロット、ロジック、トリック、叙述、多重解決、とか何でもいいんだけど
高い技術が用いられてつくられたミステリーを教えて下さい。
題名だけでなく、何の技術が高いのかも、教えていただければ幸いです。
読後、(ミステリーとして)すごかった!!、というような、ミステリーが読みたいです。
小説としてよかった・面白かった、ていうより、すごい技術・すごいテクニックのミステリーだった、
というものがいいです。(むろん、そういうものは小説として良いモノ面白いモノといえるでしょうけど) すごいテクニック……
泡坂妻夫氏の「しあわせの書」はすごい、
とかそういう感じの話をするスレですか? 殺戮に至る病の叙述トリックはすごかった
否定する人もいるかもしれないけど俺は好きだよ >>2
「しあわせの書」とまではいわないけれど、まあ、そんな感じでお願いしたいです
なんか、最近、「超絶技巧」とか「技巧の極北」みたいな賛辞を良く目にするので
どのようなのがあるのかな?と。 多重解決 ミステリーアリーナ
トリック 占星術
叙述 十角館
こんな感じのスレか? 帯に謳われたいたけど……
『ミステリー・アリーナ』って、多重解決か?
データが出尽くした後、いくつもの論理的(に見える)推論が提示されるものじゃないだろ 新本格の中では、やはり麻耶雄嵩が高い技術をもっているとと言えますかね??
摩耶さんは特に、技術面において賞賛される場合が多いような気がする。 >>6
確かに従来の多重解決とは違う。
むしろデータがどんどん追加され、その度に事件の様相が変わっていくタイプやね。
だがこのスレの趣旨には合うだろう。 >>7
摩耶さんの短編「こうもり」にはびっくりしました。
すごい技術というか、すごい手を使ってますよね。 こう思うのです。
ミステリー小説は、文章や会話、人物などの『小説』の部分と上で述べたようなトリックやロジックとかの『(ミステリの)技術』の
部分とで成り立ていると。
で、その比重のかけかたによって、ジャンルが分けられる、、、かもと。
『小説』要素強い
↑ 警察小説、犯罪小説
↑
ミステリ
↓
↓ 本格ミステリー
『技術』要素強い
もちろん、これは非常におおざっぱなくくりのものなんだけど。 アイディア自体は誰でも思いつくけど、実際に書くとなると相当な技術が必要になるのは、
北山猛邦の少年検閲官とかギロチン城かな。
ギロチン城の例の設定で長編を書き抜くとか頭おかしい 依井貴裕の夜想曲はおすすめ
文章力ひどくて読みにくいけどね 円居挽のルヴォワールシリーズ
特に烏丸にはぶっ飛ばされた 死刑前夜の技術(?)はすごいよねー。
ああいうタイプ、ああいうレベルの作品って
数少ないと思う。 >>10
本格推理小説というのはギミック(トリックやロジック)が技術を
圧倒して前面に出てくる小説じゃないの? >>20本格推理小説というのはギミック(トリックやロジック)が技術を
圧倒して前面に出てくる小説じゃないの?
というか、そのギミック(トリックやロジック)をつくること自体にこそ、<技術>が
必要なんじゃない。
そのギミック自体、如何に、人を驚かせるための装置なんだから。 >9
たしかに「こうもり」はすごいと思う。
だましているのをだましている、みたいな。これぞ摩耶作品。短編ミステリーの名作でしょう。
摩耶さんはどちらかというと、長編より短編の方が、テクニックの塊という感じがする。
ただ、摩耶さんは「本格もの」とみせかけて、「実は本格でない」、という驚かせかたもよくする。
「神様ゲーム」の最後、お母さんが燃えるとことか。
メタ的というか。
ただ、こういうのって、嫌いではないんだけど、後ろから「わっ」って大きな声をだして驚かせるのと
少し似ている気がする(本格で大切な論理や本格の文法をすっとばしているようで)。
はじめて読む本格が「神様ゲーム」であったなら、その子は勘違いをしてしまうかもしれない。 そんなに評価してるなら名前くらいちゃんと書いてくれ >>3で作品が紹介されてる我孫子さんなんだけど、
この方が「まるで天使のような」という作品に
寄せた解説が凄くいい。ある種の作品について
如何に大変か、何が大事かを語ってるの。
必読です。 我孫子はいちばんメジャーと思われるかまいたちの夜のプロットがつまんなすぎてマイナスイメージあるよな
まあ文章力もラノベ並みだけどw