まだスマホどころか携帯も無く、駅に伝言板があった頃の話です

私はふざけて彼氏もいないのにこんな伝言を書きました

『たかし君へ 5時にいつものカフェで待ってるよ 美春』

それから一週間後、見知らぬ男の子と知り合い付き合うようになった
なんと彼はたかし君という名前だったのです
たかし君の元カノも美春という名前だったらしいです
偶然の一致に驚いたけどすぐ打ち解けました
ある日いいムードになり、人気のない場所に呼び出されました

しかし嫉妬深い私は気になることがありました

『元カノとは何で別れたの?』

『別れたっていうか死んだんだ。よくデートで行った店にトラックが突っ込んできたんだよ』