ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
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『死者はよみがえる』読了
とにかく犯人の意外性が凄い作品だった
ただその意外性を成立させるためのトリックがアンフェアギリギリすぎる
1度ぐらいならまあ許せるかなと思っていたけど作中で2度もアンフェアな事やっちゃ駄目でしょ
いくら伏線張ってるといってもね…
そういうアンフェアなとこも含め色んな意味で面白くてカーらしい作品だと思った 田舎屋敷にホテルのボーイが現れて人を殺すというアイデアは
面白いんだけどねえ
種明かしされるとしらける 江戸川乱歩や横溝正史は『死者はよみがえる』を高く評価したらしいが
昔の人はちょっとぐらいのアンフェアなんて気にしなかったんだろうかと思ってしまう >>76
留置場のトリックがね。。
カーの密室派としての熱意はわかるけど。
あと、最初に読んだとき冒頭の食い逃げのエピソードは、
絶対伏線だとおもってたんだけど、なんにも関係なかったのは
驚いた。 >>77これは何かあるぞ、伏線に違いないと思ったものが全然そんな事ないのが多かったなw
『死者はよみがえる』は行き当たりばったり感が強い なるほどね。いきあたりばったりミステリーか。
カーのある種のミステリーにとってピッタリのフレーズだね 4つの凶器を新訳で読みたい村崎は駄目だ機械翻訳を読むような辛さ 何十年かぶりに「アラビアンナイトの殺人」を再読。第一部の「奇商クラブ」風のファンタジーは
前より楽しく読めた。第二部も快調。イリングワース博士の冒険はもちろん、後半の尋問も
悪くない。第三部はまあこんなもんだろう。問題はフェル博士の解決が蛇足以外の何物でも
ないことと、「気づかないほど愚かではないはず」とか「屋上屋を架すような工作はおかしい。
何かある」とか「お前が言うな」の一言がふさわしい部分が多いこと。創元版に図面が
ないことは別に問題ない。この時期のカーは愛読者には熟読させるだけの筆力がある。
図面が不可欠なのは「三つの棺」と「夜歩く」の二つぐらい、「死時計」はほとんど忘れたから
判断できない >>81
「アラビアンナイトの殺人」、今は評価が暴落しているし、あのボリュームで
再読に耐えうるかというと躊躇してしまう。。
この作品で一番腑に落ちた、論評は某有名作家の
【表と裏のそれぞれの観点から証言すると、と全く様相が変わるけど、
合わせてみると、なにも不思議はないでしょう。泡坂妻夫の「湖底のまつり」の原型」】
だった。 絞首台の謎が10月29日発売に決定したみたい
癖のある作品だが、どんな訳にし上がってるか楽しみだね。 「絞首台の謎」は車のトリックがな…
それ以外は面白かったが 『絞首台の謎』は、大昔に一度、読んだきりだったけど・・・
新訳の出版は、怠惰な自分の、再読のモチベーションを上げてくれる。
『アラビアンナイトの殺人』や『死者はよみがえる』もお願いできないものか。
まあ、創元推理文庫のカーなら、先にもっと復刊すべきタイトルはありましょうが(笑) 「絞首台の謎」は食い足りない作品ということで評価が確立
してるからな。
新訳は寿ぎたいが、ハードルは下げておいたほうがよい。だろう。
初めて読む人はこのスレではすくないだろうから、
確かに旧訳を再読して、準備運動しておくのも手だな。 そういえば創元の爬虫類館はずっと大警部のままで主任警部とかに変えなかったのかな 「絞首台の謎」GET!楽しみ。
平台につんでありました。 「絞首台の謎」読み終えた。例の自動車のトリックは、ある人物が
登場した段階で一発でわかる苦笑ものだったが、
あとは、おもしろかったなぁ。
あの時代のロンドンの魔界のような雰囲気がよくでていたし、
意外といえば意外な犯人(自動車トリックは覚えていたが、犯人は覚えていなかった)
これぞ悪魔的なバンコランともいえるラスト。
思わぬ収穫だった。これも新訳の力か。 犯人の隠し方なんかまんまブラウン神父シリーズを意識してるなあと、のちにバンコランの短編シリーズ読んで思ったもんだ。 死体の隠し方でもチェスタトンが人間衣紋掛けなら、カーは人間椅子w
どんだけ好きなんですかあなた。 正直、ここまで絞首台の謎の印象がかわるとは思わなかった。
ちょっと?の新訳もあったけど、本作は「蝋人形館」にせまる、
新訳効果だと思う。Must Buyじゃなかろうか >>10(メール欄)も近いかな
>>45
赤後家は謎の状況がチグハグで
なにに驚けばいいのかわからなかったな
黒死荘と白い僧院は謎がシンプルだったから
トリックやサプライズが生きたと思う
絞首台は途中だけど
旧訳と比べると硬さや回りくどさが
なくなっててよい 三つの棺以外でお勧めは?あとユダはインチキという意見が少なくないですが、真相はどうなのですか? >>98
回答感謝、創元と早川の訳とでは、どちらが無難ですか? >>99創元版しか読んでないから比較はできないが
ハヤカワ版は入手が難しそうだから創元版で良いんじゃないかな?
創元の訳は2012年のを読んだが特に問題は無かったと思う 同じくトリックが斬新とか結末のどんでん返しが凄いとか犯人の意外性に驚かされる長編のは? >>103(IP:218.138.222.68)
お前は馬鹿なのか、それとも舐めてんのか?
ガキじゃあるまいし甘ったれてんじゃねえよ。
面白い本を他人に訊いてどうする。
お前も本読みの端くれならテメエで片っ端から乱読して決めろ、そんなことは。
スレ住人はお前のパパじゃねえんだよ。 中村鋭一が今年亡くなってたんだね
関西のミステリファンのなかには彼がラジオで「墓場貸します」を
紹介したときにカーの名前を知ったという人も多いよ
四十年以上というより五十年近く前の話だ >>104
カーマニアなら初心者相手にカーの魅力を語りたいだろうし、
答えるのが嫌ならスルーすればよいだけだし
質問するのは別にいいんじゃない?
質問をするのもスレを盛り上げるひとつの手段だよ カーの本は人によって面白いと思うツボが違うから、ネットや人の評判も参考にしつつ手当たり次第に読んでみるのもいいと思うよ。 カーマニア自称している訳じゃないけど、本音言うとオレはポルシェファンなんだけど、車なんて結局は乗ってみないと良さがわかんないんだよね、本にいろいろ書いてあっても参考程度のものでしかないし、やっぱり乗るしかないんだよね >>109
最終的には乗るわけだけど、全部の車に乗るわけにはいかないから
乗る車を絞り込むために参考意見がほしんだよね カーで初心者にお勧めできるのは「皇帝のかぎ煙草入れ」かな
あれは凄く読みやすい 現在入手しやすい作品では、「貴婦人として死す」、「緑のカプセルの謎」も
ファンの人気が高く読みやすい部類だと思う 「貴婦人として死す」は大傑作だとおもう。長く絶版だっただけに、
新訳があるうちに買っておいたほうがよいかと。
カーのいいほうの特徴が全て詰まっていて、初心者には絶対のおすすめ。 貴婦人として死すはハヤカワの古いやつと創元の最近のやつと出ているけど読むならどっち? >>118
今出てるやつ
旧訳は40年前くらいのやつだから 今日は、クリスマスだけどクリスマス設定の作品てあった? 不可能犯罪捜査課に収録されてる「めくら頭巾」かなぁ >>121
あーなるほど。それは気が付かなかった。
今、手元にないから今日は読めないな。 ☆ 私たち日本人の、日本国憲法を改正しましょう。現在、
衆議員と参議院の両院で、改憲議員が3分の2を超えております。
『憲法改正国民投票法』、でググってみてください。国会の発議は
すでに可能です。平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆ >>123
白い僧院の殺人もだっけ。トリックが強烈だったので、
雪しか覚えていなかった。
久しぶりに読み返してみようか。 三つの棺って何が高く評価されているんだ?拍子抜けだったけど
さらにユダの窓は完全に実行不可能犯罪だと思いますが、どうなんでしょう? >>126
三つの棺今読むとイマイチだけど、出た当時はすごい手の込んだトリックで感動したと思う。
それ抜かしても密室講義だけでも読む価値あるんじゃない?
体系的に整理してるの珍しいし。
ジョーク混じりなのもカーの味が出てて好感持てる。
けど確かに、カーは今読むと猫と鼠の殺人とかトリックはどーでもいいような作品の方が面白く感じたりするなぁ。
貴婦人として死すも面白かったなぁ。
あとユダの窓は実現可能らしいよ? >>127
猫と鼠の殺人はいいね。馬鹿馬鹿しいといえば、そうなんだけど、
カーの魅力爆発なんだよな。当然、読者を選ぶけど。 >>126
三つの棺は密室講義と強烈な謎を作り上げているとことが評価されている。
トリックについては分かりにくい、無理が多いと批判も多い
ユダの窓は法廷ミステリーとしての面白さと密室トリックをユダの窓という
謎めいたフレーズで引っ張っていった演出力が評価されている。
実行するには無理あるけど、アイディアとしてはシンプルで分かりやすいので
トリックに対する批判はありまりない。 ユダの窓は堂々とタイムテーブルとHMの所感を載せてるにも関わらず、それがミスリードとしても機能してる大胆さが好き ユダの窓は「トリックだけ抜き出せばショボイ」「でも実際にすごいのはむしろそれ以外の部分」
っていうカーの典型的な例やね >>132
トリックも密室トリックの代表的存在として結構取り上げられていると思うけどね
しょぼいのではなくて白い僧院の殺人とかと同じでシンプルで盲点をつくトリック >>134
「視覚障害の理髪師」は何が面白いのか全く理解できなかったが
訳が変われば印象も変わるのかな? >>134
まじですか。他に新訳すべきものがあるような。。 技術的、心理的トリックの見事な作品を挙げてほしいです、期待しています。 >>136
>他に新訳すべきものがあるような。
逆に、「理髪師」クラスの作品まで新訳してくれるということは・・・
定番を押さえるだけでなく、フェル博士もの(とHMもの)を可能な限り新訳していこうという、編集部の意気込みが感じられる。
担当編集者には、今後も頑張って欲しいよ。
あと、藤原編集室にはバンコラン・シリーズの企画を「番外編」までやって欲しいと願っている、俺がいるw >>131
ユダは初心者向けには最適の作品
密室トリックも部屋のあらゆる物の詳細を記述するが、何故か〇〇〇〇の部分だけそれが無い
逆に読者の関心はそちらに引き付けられる
アリバイトリックは、タイムテーブルを使い、その逆の騙し方をしている >>137
「妖魔の森の家」
これが駄目なら全部駄目だろ >>140
そりゃあ、まあ、カーの(和訳で読める)全作品中の最高傑作だからなあ。 妖魔の森の家ってネットであまり評価されているの見ないけど本当に凄いんだろうか?ちよっと懐疑的、ちなみに騒がれているのって、それなりに読みごたえがあるの? >>142
カーの作品はクイーンやクリスティみたいに満場一致の傑作ってあんまりないんだよね
3人にベスト3選ばせたら全然違う9作品が選ばれかねない作家
だからネットの評判ってあまり当てにならない
数読んで自分の好みの作品探し当てるしかない
その中でもあえて言えばユダの窓はマニアっ気がそれほどないし普通にミステリーが好きな人にも読みやすいと思う。 >>142
他人の、ましてやネット上の評価なんかどうでもいい。
お前さんは読んでみてどう思ったんだ? >>142
妖魔の森はすごく評価されているよ
グーグルで検索すれば傑作という評価はいくらでも見つかると思うけど?
ただ、よくできた作品だけど古い作品だし、あくまでも短編だから過剰に期待しない方がいいよ >>144
カーの作品は、他の作家以上に読者の好みが分かれて面白いと思うw
ベスト3ですら散らばるだろうしね
定期的に出るよなこの話題 ベスト3は
曲った蝶番
ユダの窓
緑カプセルの謎
だろjk 創元で地道に刊行が続くのはありがたいよ。俺、『貴婦人として死す』があんなに面白いとは知らなかったもの。 火刑法廷
連続殺人事件
爬虫類館の殺人
でどうでしょうか カーってトリック自体は子供のころクイズ本で見たようなのでも
犯人は結構最後までわからないのが多い
さりげない伏線の張り方とかすげーうまいんだよな 妖魔の森の家
ユダの窓
三つの棺
ベタだけどこれかなあ 逆にワーストの作品もたとえばベスト3も人によってバラつくのだろうか? ベストは
妖魔の森の家
パリから来た紳士
エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件
ワーストはニューオリンズ三部作かな 皇帝のかぎ煙草入れ
緑のカプセルの謎
貴婦人として死す やっぱりかなり割れるねw
個人的には
ユダの窓
貴婦人として死す
猫と鼠の殺人
かなー
猫と鼠の殺人はラスト数ページがものすごく好きでそれだけでランクインw >>154
若竹七海さんの解説「やっぱりカーが好き」にもあったけど
もう人によってバラバラだよね
歴代ベストとかでカー作品が上位に来ないのもそれが原因かも
個人的には最初に読んだ二作「皇帝」「帽子」をトップ2に
挙げることに決めている
私的ひいきというとテニスコート、五つの箱、剣の八とか
無茶なラインナップにもなっちゃうけどwww 推理(ミステリー)と小説(スリラー)のバランスが取れてるのはやはりユダかな
大抵の作品はどちらかに偏ってるな
ミステリーでは「火刑法廷」もいいし、スリラーでは「魔女の隠れ家」もいい クリスティも広く読んでる人の間ではばらけるね
ただ以外にミステリマニアほど有名・代表作しか読んでなくて、一般的なファンの方が
広く読んでたりするのが面白い
誰か有名な評論家が「そし誰」しかよんでないとか言ってた >>163
>誰か有名な評論家が「そし誰」しかよんでないとか言ってた
それは評論家としてどうなんだ? その評論家が柄谷行人なら、「もし誰」を読んでいるだけでも驚き なんかそれに似た話は聞いたことあるな
すげーミステリマニアなのに
「実はオリエントとかアクロイド読んでねーわー(笑)」みたいな
ある意味逆自慢的な奴かもしれない 北村薫はオリエント急行読んでないとか言ってなかったっけ? >>165
柄谷行人は別にミステリー専門の評論家ではないし
問題はミステリー評論が本職の人の場合であって たしかに、ネタバレされてるものを敢えて読みたいとは思わんわ ネタバレされてても面白いよ?
でなきゃ何度も映画化されんよ >>171
カーから影響を受けた人ってぱっとしないよね
二階堂黎人とか加賀美雅之とか柄刀一とか小島正樹とか
新本格の作家でもこのミスや本ミスのランキングにからむのは
エラリー・クイーンから影響を受けた人が多い
これはなんでだろうね? >>172
ダメな人達はトリック自体は大したことなくても見せ方の工夫一つでミステリの面白は変わるっていう感覚のない人たちだからね >>172
ランキング常連でもカーを愛読してる作家さんは多いし、カーの作風って真似しようとしてもなかなか難しいのでは?
森博嗣が死ぬまでに一度でいいからこんな作品書いてみたいって言ってたよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています