ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
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>>949
貴婦人として死すは俺も大好き
足跡トリックものとしては世評に高い『白い僧院の殺人』より圧倒的に面白い
『白い僧院の殺人』はトリックはいいんだけど、話が退屈 「曲がった蝶番」にトドメをさすでしょう。私見では、「火刑法廷」より数段上。 「白い僧院の殺人」退屈だという声がちょくちょく上がるけど自分はそうは思わないんだけどなぁ
雪の密室に対する推理合戦とか自殺未遂騒ぎとかで飽きさせないし
雪の密室だけでなく犯人の意外性もあって良くできたミステリー作品だと思う >>954
たしかに足跡の謎を巡る議論はワクワクするんだけど、全体的になんか読みにくいんだよね
訳のせいかとも思っていたけれど、新訳になってもやっぱり読みにくかったという意見を結構耳にする。 確かに白い僧院は何故だが分からんけど読みにくいんだよな
それでも面白い作品だったと思うが 「魔女の隠れ家」が面白かった記憶がある
内容は忘れたけど >>957
魔女の隠れ家はいいよね
トリックは小粒だけど怪奇ムードとミステリーの仕掛けとの絡ませ方が絶妙 >>957
違う意味で有名(?)な『魔女が笑う夜』と間違えやすいんだよね・・・・・・
旧タイトル『わらう後家』のままじゃダメだったのかな? トリックとスリラーの両方で成功してるのはユダの窓ぐらいかな? >>961
三つの棺が名作であるという点は異論なしだけど、個人的にはあまり好きではない
理由は偶然や無理のあるトリックの連続でなんかごちゃごちゃしているから
偶然や無理のあるトリックも単体なら別に気にならないんだけど、あれだけ積み重なるとなんだかすっきりしない 私の嫌いな法廷もの以外でストーリーとトリックの優れた傑作は何ですか。 >>962
無理目のトリックがあることは同意。ただ、足していくと不可能犯罪にたどり着くというところがなんとも快感で。
最初の飲み屋の話し合いのところから、怪奇色満点。
カーから一作と言われれば、やっぱりこれになってします。 フェル博士なら囁く影
HMなら貴婦人として死す
それ以外ならビロードの悪魔 「貴婦人として死す」は人気高いな。俺も大好きだけど。端正な作品。 貴婦人は人物描写がうまくいっているため、登場人物たちが生き生きしてるんだよね。 カーはむしろトリックよりミスリーディングが上手い作家なんだよな
フーダニットという意味ではクイーンやクリスティよりよく出来てる 犯人の意外さで驚いたのは
曲った蝶番、三つの棺、死者はよみがえるぐらいで、あとは印象に無いな 密室作品で、なるほど!これならできる!と思える現実性の高い作品はないですよね、横溝さんがマネた作品のように >>970
技術的な部分がうまいと思う
再読すると工夫の跡とか見れて楽しい
トリックは馬鹿っぽいのは印象に残ってるw >>970
カーはトリックよりフーダニットという話はたまに聞くけど個人的にはカーといえばやっぱり手を変え品を変え考案してくるトリックの方が印象深いなあ
他の作家の追随を許さないくらい不可能犯罪トリックを考案したのは事実だし ラジオドラマも楽しいよな。「黒い塔の恐怖」とかいい作品目白押し。
もちろんB13号船室が一番。 不思議なことにカー作品で映画化されたのはないですよね、なぜなのですか 『火刑法廷』が映画化されてたよ
他にもあるかは知らないけど >>976
>>977
火刑法廷は『火刑の部屋』というタイトルで1963年に日本で公開されているね
日本未公開の作品で1957年の『That Woman Opposite』という映画もある
これは皇帝のかぎ煙草入れの映画化
テレビドラマでは1956年にマーチ大佐シリーズが『 Colonel March of Scotland Yard』というタイトルで全26話で放送されている。
その他にも、カーの原案の映画が何作かあるらしい
映画化に関しては別段カーが不遇というわけではなく、クリスティが化物すぎるだけでしょ
カーに限らず、クリスティ以外の黄金期のミステリー作家で映画版が日本で有名な奴はいないし >>978
なるほど。先にも書いたけど、カーは映像よりラジオドラマがぴったりのような気がする >>980
本格ミステリじゃない
黄金期とは本格ミステリ黄金期のことでハードボイルドは別枠
どうせ反証するのなら、クイーンの「災厄の町」が野村芳太郎監督によって映画化されているとかいってほしかった
ちなみに、Yの悲劇も石坂浩二&夏目雅子主演(それぞれドルリー・レーンとペイシェンスに該当する役)で1978年にテレビドラマ化されている ハメットには手掛かりも推理も、「影なき男」については
トリックらしいトリックもあるじゃん
あと野村芳太郎の映画は日本でさえ有名ではない >>982
ミステリーなんだからトリックや推理があってもそれは不思議ではない
でもそれだけでは本格とはいえない
チャンドラーやロス・マクドナルドの作品にだって推理やトリックは出てくるが
彼らを本格ミステリ作家と呼ぶ人はいない
世間の認識はあくまでもハードボイルド作家だ 世間の認識というならハメットは黄金期のミステリに入る
別枠ってなんだよ
忘れてたのを指摘されて流せなかっただけじゃないの >>984
黄金期とは1920〜1930年代前後の本格長編ミステリーのことを指し、ハードボイルドのなどの新しい潮流とは別枠で語られる
ミステリーの歴史の関する資料はだいたいそうなっているよ
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A8%E7%90%86%E5%B0%8F%E8%AA%AC#%E6%9C%AC%E6%A0%BC%E9%95%B7%E7%B7%A8%E3%81%AE%E9%BB%84%E9%87%91%E6%99%82%E4%BB%A3
>本格長編の黄金時代
短編中心だった推理小説の世界は、1913年にE・C・ベントリーが、長編「トレント最後の事件」でミステリに恋愛要素を盛り込んだ趣向の作品を発表すると、多くの作家により長編推理小説の名作が次々と発表され、のちに「黄金時代」と呼ばれる長編全盛期を迎えた。
>ハードボイルドの出現
1928年、ダシール・ハメットが名無しの探偵コンティネンタル・オプの最初の長編「デイン家の呪い」とそれに続き「赤い収穫[28]」を発表。従来の推理小説とは一線を画す「酒、暴力、アクション、恋愛」といった要素の多い「ハードボイルド」と呼ばれる、主としてアメリカの大都会を舞台にした私立探偵ものの嚆矢とされる。 ウィキペディア英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_Age_of_Detective_Fiction
ではシムノン、ラインハート、ガードナー、チャンドラー、ハメット、ケインが
Golden Ageの作家に入っている
一方例に挙げられた「本格長編の黄金時代」は無茶苦茶じゃん
ジョルジオ・シェルバネンコやヤーン・エクストレムが黄金時代の作家になってる
ポスト黄金時代の作家にステーマンやブレイクやバークリーやハルが入ってる
他の項目も編な記述が多い >>986
>ウィキペディア英語版
海の向こうでどう分類されているかは知らんよ
あくまでも日本での話だ
向こでいうGolden Ageと日本でいう黄金時代は別物
海外には本格という言葉はないし、本格の概念に近いパズラーに特別な思いれがあるわけでもないからね 向こうで言う「Golden Age」を乱歩が『幻影城』だったかで紹介するときに使った言葉が「黄金時代」だから
、
同じものだと思うよ >>986のwikiによると、
「探偵小説の黄金時代とは、
似たようなパターンやスタイルを持つ古典的な殺人ミステリー小説の書かれた時代であり、
主に1920年代と1930年代をさす。
そして黄金時代の作家のほとんどはイギリス人だそう。
例外は、ニュージーランド人であり、またイギリス人でもあるナイオ=マーシュ、
ベルギー人であり、メグレ警視シリーズを書いたシムノン、
そしてアメリカ人。
アメリカ人のうち、ガードナーやラインハート、カーやクイーンといった作家たちは、似たようなスタイルを持ってた。
それに対し、チャンドラーやハメットやケインは、よりハードボイルドなアメリカンスタイルを持ってた」
と書かれている。
つまり、シムノンやガードナーやラインハートは黄金時代の作家で、
チャンドラーやハメットやケインは別の作家。
このうち、前者が黄金時代の作家に分類されるのは、彼らの小説の主眼が犯人探しなので納得できる。
――つづく――
かもね >>988
欧米の言葉を引用したんだろうけど日本に入った時点で解釈にずれが生じている。
実際、日本で黄金時代の代表的な作家としてシムノン、ラインハート、ガードナー、チャンドラー、ハメット、ケインなんかの名前を挙げているのなんて聞いたことがない
チャンドラーとか日本においては時代的にも黄金時代の作家ではない
”ミステリー黄金時代”でググればわかるけど、日本人は1920年前後〜1940年手前を黄金時代だと考えている。
これは乱歩が30年代後半にデビューした本格作家を新本格と命名して黄金時代の作家と区別したことが影響している。 Golden age of detective fiction の件は勇み足だったな
撤回する
しかし本格ものに限るとたとえば「殺意」が黄金期のミステリではなくなる
いくら何でもおかしい 伸びてると思ったらわけのわからないことを
本格黄金期の非本格ミステリーというだけのこと
クリスティ以外の黄金期の本格ミステリー作家と
書くべきだったんだよ ホローマンの唄
教授の書斎の扉の前に立つ影はホローマン
鏡の前を通り抜け
いまだ! 秘書を欺け! 閉めろ!
ホローナイフが画布を切る
さよならぼくらの ホローマン
場末の街の間を走り行く影はホローマン
最後の力を振り絞り
いまだ! 一発のチャンス! 兄貴!
ホローシュートが敵を討つ
逃げ去るぼくらの ホローマン
夕闇迫る棺の前に立つ影はファットマン
第四の壁を突きやぶり
そういえばナイフはどこに? しまった!
ホローナイフが幕を引く
戦えぼくらの ファットマン というわけで、このスレもそろそろお開きにしますか... このスレッドは1000を超えました。
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