ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
三つの棺は、「死者はよみがえる」「連続殺人事件」「魔女の笑う夜」
と並ぶ巨匠のバカミス四天王だよ 連続殺人事件はラノベっぽいヒロイン萌があって大変よろしい 火刑法廷の最後のつじつまというかトリックがわからんのだ
いつ青酸カリを盛ることができたのかこれ判らんよね
キチガイ女は怖いなあという話なんだけどもうちょっと何とかしてほしかった アレすごい古い翻訳なのにヒロイン萌えがわかってる翻訳になってるので
あの翻訳家は実力ありの本物のプロの仕事をしてると思う
翻訳家のレベルの低さでうんざりすることしきりの昨今だけど古いのは総じて味があって良い
まあでも本質的にはこれはカーが萌えを理解してたという事なんだろう 男の教授の方は少女漫画風のヤレヤレ系主人公なのかも >>54
連続殺人事件のヒロインってそんなに可愛かったっけ?
記憶にないなあ 誰だったか、源氏物語も女性作家の現代語訳版は、ええ、そんな展開だったっけ!?!?というシーンが挿入されていた 古臭い翻訳の方が案外今の漫画やアニメにいる女性キャラの口調に近いかもね
最近は女性の話し言葉を現実に近づけた(てよだわとか使わない)小説も増えてるけど
逆に気持ち悪いときがある >>57
日本でも出ないかなぁ
その辺の絶版になってる奴復刊してほしいわ もう一つのカースレが1000まで誰も立てないから
こっちを再利用する形で良いのかな? >>66
再利用というか
単にワッチョイ版と通常版に分かれているだけで、こちらのスレも別に廃棄されているわけじゃないと思うよ
今まで、ワッチョイ版に集中してこちらではあまり書きこまれなかっただけで
だから、普通にレスをして問題ないでしょ >>17
>貴婦人として死す、ユダの窓、緑のカプセルの謎
この辺りはカーの中でもすっきりまとまっていて読みやすい作品
翻訳の良しあしもあるかもしれんが >>68
おれはその辺りの中期作品が一番まとまりがよくて好き
初期や後期は当たり外れが大きすぎる >>29
×魔女の隠れ家 vs 黒死荘の殺人○
×帽子収集狂事件 vs 白僧院の殺人○
×盲目の理髪師 vs 赤後家の殺人○
×剣の八 vs 一角獣の殺人×
×死時計 vs パンチとジュディ×
○三つの棺 vs 孔雀の羽根×
×アラビアンナイトの殺人 vs ユダの窓○
○死者はよみがえる vs 五つの箱の死×
○曲った蝶番 vs 読者よ欺かるるなかれ○
○緑のカプセルの謎 vs かくして殺人へ×
×テニスコートの謎 vs 九人と死人で十人だ○
×震えない男 vs 殺人者と恐喝者○
○連続殺人事件 vs 仮面荘の怪事件×
×猫と鼠の殺人 vs 貴婦人として死す○
×死が二人をわかつまで vs 爬虫類館の殺人○
○囁く影 vs 青銅ランプの呪い×
8勝5敗3引き分けでHMだな
でも地味だから負けにしたけど魔女の隠れ家の雰囲気も捨てがたい 死者はよみがえる vs 五つの箱の死 という変化球合戦
一方は大暴投になってしまったけど >>70
好取組、でも行司差し違え。五つの箱の死の突き抜けた、馬鹿馬鹿しさの勝ち。
○死者はよみがえる vs 五つの箱の死× >>71
変化球合戦というか、ぶっちゃけ両方とも暴投では?
片方は話の面白さにつられて打者が振ってくれただけで >>70
『一角獣の殺人』は普通に面白いと思うんだけどなぁ
怪盗との対決、クローズドサークル、不可能犯罪といったミステリーの定番も揃ってるし、犯人の意外性も凄いし
まぁ、色々と普通とは言えない作品かもしれんが… >>75
面白い作品だと思うけど、カーの悪い時の癖で、登場人物の書き分けがわるいんだよな。 ここでもしょっちゅう言われてるじゃん
カー作品は評価がばらけるって
俺は一角獣はバンコランもどきが笑えるから好き
トリックは五年で四回目は濫用にもほどがある 一角獣はメイントリックの凶器が全くピンとこないのがなあ ここ最近で読んだといえば「蝋人形館の殺人」
舞台はおどろおどろしいが展開は地味
初文庫化ということで読めるだけでありがたい
次は「四つの凶器」かな
段々読み残し作品が少なくなってきた 俺の積み残しは、「PA PA LA PAS」、「エドマンド・ゴドフィリー卿殺人事件」、「血に飢えた悪鬼」、「亡霊たちの真昼」
「深夜の密使」、「死者のノック」、「バトラー弁護に立つ」、「死者のノック」、「赤い鎧戸のかげで」。。うーむ。 >>80
その中で未読なのは、PA PA LA PAS、血に飢えた悪鬼
バトラー弁護に立つ、赤い鎧戸のかげで かな
この中に隠れた良作が、あるかどうか・・・
とりあえずエドマンド・ゴドフィリー、亡霊たちの真昼はきびしかった その中だと「死者のノック」は意外と面白かったな
過度な期待をしなければ楽しめると思う >>81
亡霊たちの真昼は、血に飢えた悪鬼、死の館の謎と並ぶカー3大駄作のひとつじゃないか 「死者のノック」はウィルキー・コリンズがあの時代でこの作品のような密室トリックを残したとはあんまり思えないのがちょっと気になるところだな >>83
「かくして殺人へ」だっけな
あれは駄作には入らないのかね
あの読後の脱力感ときたら
カーファンじゃなければバカミスの一言で終わりでしょう >>86
「かくして殺人へ」も駄作だが、燃えカスのような最晩年3作のダメっぷりに比べるとまだまだだ 1950年後半からは読める作品の方が珍しいまでもある 晩年であえてといえば「ハイチムニー荘の醜聞」、「月明かりの闇」かな。
他はトリックはまぁご愛嬌として、人物描写が平板のため、だれがだれだかわからんという致命的な欠点が 未読なのだけど、このミス99で16位にランクインしている『悪魔のひじの家〈1965)』はどうなの? 仮面劇場の殺人はかなり晩年の作品だけど結構楽しめたな
カーにしては珍しいタイプの動機の犯人だったし >>87
カーのファン歴も長いからハードルが下がってて
とりあえず解決編まで引っ張ってくれれば
強引なトリックでも一応満足なんだけど
「月明かりの闇」とか途中で止めた
「かくして殺人へ」は最後まで引っ張る吸引力はあるからね
肩透かしもかなりのもんだけど・・・ 『血に飢えた悪鬼』は、人間消失や主人公の妻が別人と入れ替わっている気がしてならないという不可思議な謎に月長石の作者であるコリンズが挑む!
といった具合にあらすじだけ読むとすげー面白そうなんだが 女房と久しぶりに寝たら新しいセックステクニックを
覚えている! 他人と入れ替わっているに違いない!
正気とは思えません >>95
コリンズに「女性関係に問題ありまくり」「鎮痛剤としてアヘン濫用
→ 中毒で幻覚を見るようになった」というエピソードがあるから、
その辺を反映しているんじゃない?(適当) 「ハイチムニー荘の醜聞」は叙述といえば、叙述で佳作だったぞ >>95
それに似た話が乱歩とか安部公房にもあった気がする
まあ男のロマンてことで >>89-92
ということはフェル博士の晩年五部作はそこまでひどくないってことかな?
本当にひどいのは60年代以降の歴史ミステイリーかな
フェル博士の晩年五部作
死者のノック(1958)
雷鳴の中でも(1960)
悪魔のひじの家(1965)
仮面劇場の殺人〈1966)
月明かりの闇〈1967)
60年代以降の歴史ミステイリー
引き潮の魔女(1961)
ロンドン橋が落ちる(1962)
深夜の密使(1964)
ヴードゥーの悪魔(1968)
亡霊たちの真昼(1969)
死の館の謎(1971)
血に飢えた悪鬼(1972) 「ロンドン橋が落ちる」は典型的な駄作。解説のページで瀬戸口氏が本編に触れているのが
わずか2行というのが全てを物語っている。
さすがに、本作の文庫化は絶望的かな。 HMシリーズは中身がアレでもHMのキャラ性で何とかなっている感はある フェル博士も好きだけど自分もHM卿の方が好きだな
HM卿の暴れっぷりで微妙な作品が面白くなってたりするのも分かるわ
『魔女が笑う夜』とか >>101
新訳ではなくても文庫化して入手しやすくしてほしい
ポケミスの古本とかじゃ今後も読む気がしない
「かくして殺人へ」がまさかの新訳だったので
少しは期待ありかも 駄作扱いされる事が多いけど意外と楽しめたのが『剣の八』だな
思ってたより普通に真っ当なミステリー作品やってるんだよな >>104
あれ新訳だったのか
前のままだと思ってた >>106
2010年以降に創元推理文庫から発売されているカ―の作品は全部新訳やで この作品は厳しいとか、駄作だとか平気でいえるのはカーならでわだよな。
そうはいっても、愛情が感じられる。クリスティでは、ここまで本音の会話は無理ではないだろうか。なんか遠慮して。 クリスティスレも結構駄作の話盛り上がるよ
スパイものは全部ダメとかなんとか クリスティは超絶傑作はもちろん
超絶駄作もあるからな >>109
クリスティのスパイものはラノベみたいな作品が多いから
そういうノリが苦手な人と気にならない人で変わるだろうね
スパイものでも『秘密機関』とか人気あるし クリスティとカーではキャラ萌えの方向性がちょっと違うけど、ラノベっぽいノリって視点で考えたら案外近いところを攻めているのかも クリスティのスパイ物とカーのスパイものはいい勝負だ >>114
クリスティのスパイものは割とファンがいるけどカーはどうかな… 「赤い鎧戸のかげで」、「一角獣」、「パンチとジュディ」うーん。さすがにクリスティに完敗かな クリスティのスパイ物と並べるカー作品なら、むしろ歴史物の方が妥当じゃないかな >>117
クリスティのスパイ物とカーの歴史物ならカーの圧勝だろ
カーの歴史物は傑作駄作入り混じっているけど、クリスティのスパイ物は全部駄作だろ クリスティのスパイものが全部駄作だと言うのは結局あなたの主観でしかないだろ?
クリスティのスパイものは今でも秘密機関とか人気あるし 秘密機関・チムニーズ・4・NかMか・バグダッド・死への旅・フランクフルト・裏木戸
カーの勝ちでも圧勝ではないな
評価が高いのはニューゲイト・ビロード・喉・火ぐらいか >>119
秘密機関は人気あるのか
それは失礼
学生の時読んでつまらなくて、某ミステリサイトの平均点も低いから世間的にも駄作認定されているのかと思っていたわ
あと、文庫本の解説では「クリスティは政治音痴でスパイ小説はイマイチ」みたいなことを書かれていて、解説者までにdisられるようじゃ駄作確定だなとも思っていた(実際自分もつまらなかったし) クリスティのスパイもので人気あったり評価高いのは
秘密機関、NかMか、茶色い服の男、チムニーズ館の秘密、七つの時計あたりだな
ぶっちゃけ本格的なスパイものとして読んでる人は少なくて
キャラクターものとして人気な作品が多いけど >>120
フランクフルトの乗客は、これはさすがに。。というレベルだな。
一角獣と同レベルという印象。 >>122
カーの歴史ミステリも、ニューゲイトとか喉切り隊長とかキャラクターで引っ張るタイプのものが面白い
語弊があるかもしれないが、やはり本格よりも映像化映えしそうな点が似ているな >>123
一角獣凄く面白いと思ったんだけどなぁ
ただ本格ミステリーとかスパイものじゃなくルパンものみたいな感じの作品だと思うが >>122
それらのスパイものて、戦前、戦中に書かれた作品は
ホロコーストなどの事が知られていないからか
ナチスが単なる悪の組織みたいな扱いなんだよね
まあ牧歌的なロマンスの設定道具というか・・・
たしかカーの作品にもカギ十字が書かれている表紙があったような
なんだっけ? >>128
これは、相当難易度が高いのではないだろうか。 >>127
本当だ
ただし内容は全く覚えていないけど 雪はすぐにやむだろうとか
ここまでした以上もうやめるわけには
わけにはいかないとか、
日本人にはなじみ深いキャラが
人気の一因かも カーの新訳のメリットて
新訳になることより文庫化再刊で
手に入りやすくなりくなるのがありがたい
個人的に旧訳が読み難いわけじゃないから 図書館や古本でもなかなか見つからないカー作品とかもあるもんなぁ 俺が一度も実物を目にしたことがない作品
「PA−PA−LAS」、「バトラー弁護に立つ」 バトラーはポケミス1600か2000記念の時に復刊されてたので
古本屋でちらほら見るような気もする
昔はカーって手に入りにくいのが多かったけど
今はだいたい読めるようになったよなー
逆にクロフツ集めるのが結構キツイ カーの作品で未だに手に入りにくいといえば『五つの箱の死』
1957年にポケミスで出たきりで未だに文庫化されていない
全盛期の作品なのに フェル博士とHMシリーズはいずれ全部文庫化してほしいな
多分あと3冊分かな? >>141
「五つの箱の死」は好きな作品なんだけど、やっぱり世間的にはダメな作品なんだろうな。
惜しい作品なんだけど。文庫化への道は険しい。 >>141
一度復刊してるぞ
毒のたわむれも恐怖は同じも復刊してるから、
早川のカーで初刊だけはないはず >>144
ああ、復刊していたのか
でも、訳は古いままなんだろ?
いずれにしても、新訳文庫で手軽に入手できるようになってほしいものだ カーは出来の良し悪しが極端だからな
つまらない作品を多く出すと
カー嫌いが増殖しそう クリスティはビッグ4ですら新品買えてしまうがディクスン文庫創刊、とかならんかな
JDC名義とCD名義全作品とついでにホームズの功績とかも含めて ダメそうな作品は帯に意欲作とか怪作とかの言葉を入れてうまく誤魔化そう 渾身の意欲作とかでいいんじゃないかな
五つの箱の死は >>147
カーも巨匠ではあるけれど、クリスティとは知名度と大衆人気に差がありすぎるから... >>150
知名度で負けちゃうんだよな。クリスティは原作は当然だが映像化で圧倒的。 こうなったらカバーをアニメ絵にしてラノベコーナーに並べてしまえ
HM卿なんて言動的にはそう違和感無いぞ
全巻購入特典でタロットバージョンカバー(新規デザイン込み)進呈