【金字塔】横溝正史 第肆章 [無断転載禁止]©2ch.net
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
>>685
うん、悪くない選択
八つ墓村が気に入ったら、つぎは獄門島を読みましょう >>680
そうでしたか。ありがとうございます
ただ二人の婿は東京と神戸の支店長なので犬神財閥の大幹部でしょう
その妻が非認知の私生児というのはかなり厳しい設定にも思えます
いずれにせよ久々に原作読み返そうと思いました。ご教示ありがとうございました >>689
松竹梅が認知された娘で、結婚後も犬神姓なのだとすると、
その配偶者たちは正式な婿養子として犬神家の一員になっているということになってしまう。
母親たちに対する佐兵衛の扱いから考えれば、妾の子を使用人に嫁がせた、というのが妥当かと。 改めて滅茶苦茶な一族だな
佐兵衛の死から始まる事件なんだけど
佐兵衛に言いたいこと山ほど出てくるわ 山ほどというか、
「ソープ逝けよ佐兵衛」だろw
映画板で何十回見たことか >>692
気心のしれない人との性行為を嫌がる男性もいる。 >>691
滅亡しても困らない家ではあるな。
古くからの名家ではないんだし。 >>691
結局、なんであんな遺言書いたのか分からないところが、ミステリーとして弱いところだね
映画版では犬神家を滅亡に追いやるためにわざとあんなわけのわからん遺言状を作ったという風に描かれていたけど。 金田一耕助シリーズは、ファイルの順番通りに読んだ方がいいの? >>696
できれば発表順
ちゃんと本陣から行った方がいい >>697
あらま、八つ墓村読み始めちゃった
面白すぎて止まらん >>689
その二人が本当に大幹部なら、佐兵衛の遺言を守ったようにみせて形骸化させ、
犬神財閥を実効支配できちゃうんじゃないの? >>693
17歳の初体験時の最初の女性を忘れられなくて
それに匹敵する素晴らしい女性に巡り会うまでは
誰とも入籍しないと言う心境は、まあ分からんでもない
ただ、性欲処理だけの相手が欲しいならやっぱり玄人女性を買うべきだった
松竹梅の母親達は結婚して貰えなかった事を死ぬまで残念がっていた辺り
一般人女性だったんだろうな 作品の最初から「愛情も行き過ぎるとはた迷惑」ということを言ってるのに
映画の影響で「佐兵衛が邪魔な松子の子達を殺し合わせようとしている」
という受け止め方をしている人がいまだにいるんだよね ・新聞に掲載された古文書だが、これは大正時代あたりの偽作ではないか。
まず文禄二年に幕府もなければ脇本陣もないよ。制度がそもそもない。
城主が官位を書かないのも変。
故実が全くわからなくなって粗製乱造された怪しいトンデモ時代小説に影響されたものだと思う。
書式も大正期の公文書の書式。
https://twitter.com/tyuusyo/status/987858890485260288?s=21
女王蜂の軍配の話を思い出した 原作読んでから久しく竹子と梅子の婿についてはWikipedia読んで確認しただけですが
>>690
なるほど。支店長の妻が非認知では社交が大変と思いましたが、そういう見方も成立しますね
>>699
財閥内での支店長の位置付けや株の所有がわからないので、大幹部は言い過ぎでした
ただ大株主とは到底思えないので遺言の形骸化までは無理かと思われます
ともあれいつになるかわかりませんが、意識して原作読み返してみます 奉納手形には「犬神佐清」って書いてあるんだよね。
犬神奉公会ってのが曲者で、ここが佐兵衛の意志および遺志の遂行に目を光らせてるみたいなんだけど。 佐清と珠代が恋仲って事は佐兵衛も知っていたんじゃないの
最初から珠代が佐清を選ぶ事を見越して書いた遺言書だと思う
佐平衛が佐清を相続人に選んだら次女三女に角が立つから
一応珠代に選ばせると言う形を取ったとか 翁は横溝正史、刀自という呼称は天童真で覚えた
って、刀自が変換できなかったぞ。糞IMEめ 知っていたんじゃないのっていうかそれはほぼ確定じゃないか
佐兵衛と猿蔵は恐らく気付いていて内心応援しているらしいという内容があったはず
本当に改めて考えたら三姉妹とその家族の立場がいまいち分からないね
出兵したのは長男だけだっけ?
もし佐武佐智の奉納手形も用意するようなことがあったとしらどう書かれたんかな
松竹梅を認知したかは不明だが
松竹梅の母にあたる三人の女性とは未入籍なのは確かなんだよな
けど犬神姓を名乗り奉納手形の署名も犬神姓で書くというのは…
戸籍上はどうあれ実質身内みたいなもんならそう書いていいみたいなゆるいものだったのかな
正式な妻は持たなかったが妾が生んだ松竹梅の三姉妹は養子にしたとか
松竹梅は変わらず妾が生んだってだけの子だったが
皆が皆男を生んだからじゃあそれは頂こうかと三孫を自分の養子にしたとか
そういうことで松竹梅や三孫は犬神姓名乗ってたのか
何だかよく分からなくなってきたわ 昭和26年だっけ?
兵隊に行ける年齢だったのが佐清だけだったのかな
戦時中佐智は子供だっただろうけど佐武は微妙だ
次男三男は母親が反対したのかも知れないな 地元がど田舎だから、閉鎖的な田舎村ってのが肌で感じられてとても怖いわ 犬神家はあの琴のお師匠さんのメンタルが分からないな
あれだけ血の滴る恨みのある相手に琴を教えていたっていう 推理小説言うけど
話追ってる限りじゃ犯人は簡単に分からん
横溝氏も自伝で探偵が犯人だと言った奴が犯人と話してたけど
おおむねその通りだよね >>710
たしか仮面舞踏会にも刀自は出てきたと思う
他にもあった気が なんか偉い爺さんを「翁」と呼ぶと知ってる小学生は俺だけだったな 「とうじ」で変換しようとしたから出ないんじゃないかな
うちのATOKも「とじ」で変換しないと刀自は出てこない >>709>>711
佐兵衛の意志というか意図を思わせるのは、菊人形の配役だね。 >>718
糸子刀自は「迷路荘の殺人」じゃなかったか? >>715
岸田今日子の実写版では静馬の母親の設定はなかった事にされていたな
静馬が遺産を貰えるのか、やっぱり遺言書が気になって潜り込んだんじゃないの
青沼姓だから認知しているのかどうかも不明だし 言われてみると珠世に何かあったら静馬が様々なものを相続するってことに
菊乃師匠がどういう思惑を持っていたかってことについては、本文にもほぼ
一切描写がなかったな
ゼニカネじゃなくても、佐兵衛が静馬のことを気にかけていてくれたことに
なにがしかの感慨はあったと思うのだけど、警察に身元を話したのも自分のアリバイ証明のためだったし、いろいろ
余裕はなかったろうしなあ 琴の師匠が昔いじめた相手というのは不自然だから
作劇の都合で無理にそうした感じ
でも琴の師匠の正体が判明するシーンの雰囲気は好き
雪が降る中、応接間で金田一と刑事が琴の師匠を待ってたんだっけ 八つ墓村半分まで読んだんで、本陣殺人事件買ってきた
ちょっと面白すぎる >>708
> 犬神奉公会
島田陽子の映画版では、この犬神奉公会の人が全ての登場人物の中で一番怪しい雰囲気だった。
本筋にはまったくからんでこなかったがw 赤ん坊を抱えた戦前の貧しい女工がどうやって琴の先生になれたんだろう
男やもめの後妻にでもなったのかな >>712
ビルマからの復員からすると、昭和23年1月以前なんだとか。 平尾みたいなの見てると
戦中に推理小説が犯罪小説だとして規制された正当性がよく分かるな >>735
現実とフィクションを一緒にするなよ
人間のどす黒い欲望を安全に発散する手段としてフィクションがあるんじゃねーか
そもそもフィクションを規制して戦争というリアルな殺し合いをするのだから世話ないわ 平尾容疑者は犯罪などやらずに自衛隊の特殊部隊に入れば良かったのに。 一般家屋の天井裏に潜り込んでバレないというのは、かなりのテクニックだよ
オレなんて小学生のころ、図書室の書棚の裏から学校の天井裏に上り探検していたら、
下の教室にいた生徒たちにバレてしまい、職員室へ呼び出されてしまったことがある
当時は木造の校舎だったため、小学生が天井裏の太い梁の上を歩いても、ミシミシいう
小さな音が下の教室まで聞こえたらしい 横溝先生の奥さんも息子さんも辛い思いをされたね
黄金魔人・風船魔人だったかな、
冒頭に夫人らのインタビューがあって
酔っ払うと庭に出て小便を撒き散らしたり
乱歩に文句を言われた過去を突然思い出したと言って奥さんを殴ったり
世間では好々爺のイメージだけど家では相当酷い側面もあったとか
息子さんも物を書くようになって親父の気持ちは少しは分かると話していたけど
それでも家族をなんだと思っているんだと父の正史に怒鳴り返した時もあったよう 横溝先生は新青年の編集長だった頃はもっと怖そうだね
若い頃の写真の眼光は鋭いし
鬼彿想念だったかな、揮毫した書にもそう書かれているとか 作家だから多少の気難しさや気分のムラはあっても
基本的には好好爺のイメージだったわ
編み物が好きで行き詰まると編み物で気分転換していたってエピソードが
印象に残っていたからかな 蝶々殺人事件読んだけどこれ面白いな!すっかり騙された
金田一耕助の映画くらいしか見たことなかったから由利先生シリーズ自体知らなかった >>742
獄門島の犯人が3人の話は奥さんのアイディアだしね
夫婦の意思疎通はちゃんと取れていたと思う
横溝先生読本での小林信彦氏との対談でも
奥さんも隣で二人の話をずっと聞いていたようだね
市川崑監督の犬神家の一族の映画でも夫婦で共演されている 八つ墓村読み終えたよ
田舎の閉鎖的な思想に震えたね
地下迷路の追いかけっこはドキドキした
読後感もすげーよかった
次はファイル2の本陣殺人事件読みます >>746
ああそうだった、小林氏とのあれのせいもある
文字だけだけどなかなか楽しそうな、
微笑ましいやりとりがちょいちょいあったな
読んだの大分前だから詳しくは思い出せないけど
確か升とジョウゴにも奥様の行動が絡んでいたはず
それでさらに思い出したけど
小林氏との対談と同時期に読んだ自選集でも
お子さん三人が父との思い出を語ってたんだった
神経質で本当に困った人だった、母は辛抱強い人だったね、
普通の人と結婚して普通に暮らすのが楽すぎて顔が間延びしたね、
等と話し何だかんだ楽しげな空気だったからそれも多いに影響してるわイメージに
過去の事だからそんな風に言えるだけで
外からは分からないこと色々あったかもしれないけど
少なくとも子が成人し家庭を持つようになってもなお苦しむような
精神を病むような状態にはなっていないようだったから
でっかい子供を四人で世話してたみたんだなみたいな印象 >>741
「鬼佛想念」じゃ漢語にならないだろ
「鬼手佛心」 >>748
世間さまに明かせる部分ってのは表層なんじゃないかね
明かせられない家族の恥部は墓まで持って行くと思う 選集巻末の座談会などでも亮一氏はかなりあけすけに父のご乱行を語っていたね
乱歩逝去の時の棺の側での狂乱ぶりとかもそこで初めて知ったな
身近で見ていた山田風太郎も「臨終図鑑」で、ご夫妻を真の意味で一心同体、
と評していたのは、正史も妻がいなければ生きていられなかったし、奥様も
氏の世話をしつつ文芸活動をされていたのがアイデンティティになっていたと
理解していたということなんだろうな 亮一氏
「本当に荒んだというか、荒々しい姿というのは、晩年皆さん方には・・・」
山村氏
「想像もつかない。」
不謹慎だけどこの部分笑った
自分もNHKの番組で往年の先生の姿を見た事があるけど
あんなに仏のような顔をしてるのにね、
爺さんになる前が酷かったんだろうな・・・・ >>752
たいへん興味深く拝読いたしました。。。
十分にトラウマレベルでしょうよ、これは(笑)。 亀だけど
>>681
>>682
つのだじろうの漫画版じゃ当たり前のように犬神出てたな
まあオカルト基地外のつのだだしw >>756
真珠郎(年金未納者)のカバーイラストはネタバレだろ。誰か止めないといけなかった。 >>754
奥さんやお子さんらはよく、辛坊されたと思います
横溝氏の呼び鈴の音が何十年経っても耳に残っているとか・・・
しかし、奥さんをそれで小間使いにし、
自分は書斎から動かなかったからこそ、作品を量産できたのも事実、
功罪、甲乙付け難い所ですが、夫人の尽力にはつくづく頭が下がる思いです 辛坊→辛抱の間違いです、すみません
辛さを抱えるの意ですね 真珠郎は、数年前に読んで記憶が曖昧なんだが
この表紙はネタバレなのかな
トリックのネタバレじゃない気がするが・・・
まあ一番の見せ場ではあるけれど
あやふやな記憶でスマンが 八つ墓村は割れ鍋に閉じ蓋の話をした爺さんがスゲー下品
マッサンっていう朝ドラでもこの諺が出てきたけど
あちらは夫婦の助け合いを意味する言葉として使って
作品の人物によって、こうも同じ言葉の印象が変わるのかと不思議 >>752
そんな亭主、自分だったらまな板や擦りこぎ棒で顔面脳天直撃して反撃するわ 悪魔の手毬唄で村の地図を入れる予定だったのが、描いてみたら
「犯人が一発でばれる!」
と取り止めになったという話に資料として添えられていた地図を見た時は
本当に笑ってしまった >>757
それを言うと犬神や悪霊島もネタバレかも。
犬神は松子夫人かと思ってたけど
珠世だったのかな? >>766
あれ、辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? >>768
珠世さんがあの変な髪形だったらガックシ。 悪霊島で
三津木五郎が
三年の刑になったけど執行猶予が二年ついた
ってあったけど
執行猶予期間の方が短いことなんてありえんの? 藤原竜也の八つ墓村
影丸穣也の八つ墓村
渥美清の八つ墓村
原作版の八つ墓村
4作品を見た事があるけど
豊川悦司の八つ墓村だけ経験が無い
上記の4作品だと影丸版が意外とグロシーンが少なくて子供でも読みやすい印象ですね
それでいて作品のツボはきっちり抑えて台詞は簡潔で画力は訴えかけてくるという >>773
> 渥美清の八つ墓村
これは落ち武者狩りと32人殺しのインパクトが強すぎて、
本編の連続殺人はそれほど怖くなかったぞw > 渥美清の八つ墓村
たしか小学生高学年の兄が、宇宙戦艦ヤマトか何か観に行って
始まる前の予告編での八つ墓村が、あまりに怖くて
ヤマト観ないで半ベソで帰ってきたと母から聞いた >>774-776
渥美清が金田一役版は確かに怖くて
一回、ビデオで視聴したきりですね
市川崑監督の悪魔の手毬唄は何度かリピートして観ました
原作に忠実なテレビドラマ版はどこか、くどさを感じました
やはり市川崑監督版は原作の要所は抑えて、
大衆娯楽として観せられる辺りは流石ですね 悪魔の手毬唄といえば、
近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
同じシリーズの八つ墓村は傑作でした >>778
> 近年の稲垣五郎主演のテレビドラマ版は本当に酷かった
仁科亜季子が出てたのは良かった。 稲垣吾郎の手毬唄は、直前まで夜のいいともスペシャルやってて、
この後放送するということでタモリから見所を振られ、とあるイケメン俳優が他の出演者を指し、
「この二人の父親をやります!」
とか言い放ったんで度肝を抜かれた。
その昔の劇場版のあるお方の、
「初めての殺人犯役、頑張りました!」
という横溝本人も嘆いていた伝説の一件といい、
手毬唄はつくづくそういう目に遭う だれか教えてくれない?
辰蔵が家に帰るとき、土砂崩れ以外に2本あるけど
わざわざ滝のある遠回りの道を選んだのかが分からない。
なぜ近道の仁礼家の裏道を下らなかったのがよく分からないのだが・・・
どっか理由の記述あったけ? 【ドラマ】吉岡秀隆 金田一耕助役に初挑戦「私なりの…」NHK BS「悪魔が来りて笛を吹く」7月放送 >>782
>どっか理由の記述あったけ?
無かったと思われ。 この病院だけはおやめください。
札 幌ひば りが丘 病院。
キチ◯イです。検索してみてください。 そういえば由利先生シリーズって映像化されてないの?されてたら観たい 由利先生シリーズは、代表作の「真珠郎」や「仮面劇場」が映像化されているけど、
探偵はみんな金田一に変更されてしまっている (腹立つよねぇ〜)
真珠郎 1話
https://www.youtube.com/watch?v=ohFuvJpHwz4&t=5m18s
仮面劇場 1話
https://www.youtube.com/watch?v=sNrkPHRMCpE&t=1m30s >>787
> 真珠郎 1話
原作に出てこないオリジナルキャラクターを出すとたいていは裏目に出るが
老僧は良かった。 >>784
やっぱ無かったんだww
まあ、犯人の絞り込みとして
金田一や読者に提示をしてくれたんだね
でも俺は崖崩れがみんなが既知しての情報かと思ったから
地図みても気がつかなかったけどねwwww なんつーか行きも帰りも滝で水を飲んだとか言ってたから、
普段から葡萄酒でベロンベロンの身としては、
特に夏なら水源の近くに吸い寄せられる習慣でもあるんだろう >>786
土曜ワイド劇場で蝶々殺人事件をやってる
由利麟太郎を石坂浩二 >>791
> 由利麟太郎を石坂浩二
それはそれで、また映画の金田一役とゴッチャになり紛らわしいんだけどね 1000人の金田一耕助ってイベント今年もやるのかなぁ (´・ω・`)
イベント代表がアレだけど••••• 悪魔が来たりて笛が吹くの犯人?
作中で台詞がほとんど無いのに
ぽっと出であなたが犯人ですと言われてもピンと来なかった
動機は頭の弱い母に遠因があり
これは貴族間の同族結婚により、おかしい人が出来たということなのね・・・ 蝶々殺人事件って何年か前に白黒で放送してた
その時シリーズで放送してた獄門島が、えらい改変されていたのに比べ
こっちは結構原作に忠実で面白かったよ
昭和30年代の映画だろうから
多分、歌舞伎役者が由利先生だったと思う 高倉健主演映画「悪魔の手毬唄」は、破天荒というかアナーキな作り込みらしいが、まだ見る機会がない。 原作の犯人が、そもそも登場しないという驚きの設定。
健さん唯一の失敗作との評まであるようだがw 横溝先生が一番気に入った金田一役は石坂浩二かな?
それとも古谷一行? 杉本一文より和田誠が気に入っているのは知っている
杉本氏の絵はグロ方向にイメージが固定される感じで嫌なのかね
先生的には和田氏の温和な絵が好きなようだね この前BSで放送してた、西田敏行の悪魔が来たりて〜を観たんだが
多分冒頭の人物紹介の部分をカットしたため
誰が誰だかさっぱり、何年か前に原作読んだ
自分でさえ、あやふやなまま殺人が起きてしまう
初見の人は、どう思ったんだろう このスレ、映画の話題が多すぎだが
別に構わないのか?
肝心な本の話題がおざなりになっていると思うぞ ネット動画で古谷一行さんの金田一しか見てませ〜ん、テヘぺろっ 冗談でなく横溝正史が認め愛した金田一は中尾ヒッピー金田一だったという
ウソのようなホントの話
石坂金田一は当初からかなり難色を示していて、撮影段階まで拒絶反応を
示し続けていたからね
それを実力でねじ伏せたへーちゃんがまた凄いんだけど 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
市川崑監督版の映画の犯人は台詞もちゃんとあったし
そこは何度、犯人が分かる場面を見ても涙をそそられる 横溝氏は犯人が誰なのか最後まで決めておらず
ラストになってそれをでっち上げてるんだと思う
https://i.imgur.com/Gduv23Z.jpg >>808
何が気に入らなかったんだろう
年齢かな?当時としてはアッサリ顔だったからかな 単純に二枚目過ぎるし、頭の良さを見せつける「主役芝居」をするような
演出になるんじゃないか、と危惧していたらしいね >石坂金田一
カーのフェル博士やヘンリ卿じゃないけど、ドラマの核として話を引っ張るのは
「八つ墓」なら辰弥と典子、「犬神家」なら珠世と佐清、といった若い男女で
探偵は狂言回し、だから松竹が「八つ墓」を作っていた時も
「探偵は二枚目じゃ困る、おたくなら渥美清の役どころだろう」
と言っていたくらいで
ところが石坂金田一は心配をよそに茫洋とした天使キャラで、存在感がありながら
影に回る探偵役を見事に作り上げて、正史が「さらば石坂金田一」に書いたような
絶賛と信頼を得た
(逆に大いに期待していたはずの渥美金田一については、公開後パタッと沈黙…) ただ市川崑は、石坂の慶応の同窓ということで紹介された大野雄二を、
「たかがCMの人に何ができるの」といたく不満で、
その後自作品には全然使わなかったようだから、やっぱりあの音楽には不満なのな 岡山に疎開するまでは
家柄という言葉は死語だと思っていたという話が面白い 横溝正史疎開宅
博物館・資料館・テーマパーク
横溝正史が60年以上前の疎開中に家族とともに暮らした家が、当時のたたずまいのまま保存されています。
ここでの疎開中、『本陣殺人事件』等の金田一シリーズが発表されました。
つまり、この家で金田一耕助が誕生したのです。
また、清音駅(JR伯備線・井原鉄道)を始点として、疎開宅周辺の見どころを巡り、
川辺宿駅(井原鉄道)にいたる、「金田一耕助の小径」(ウォーキングコース)の道中には、
金田一耕助シリーズ登場人物のキャラクター像が6体立っており、金田一耕助の世界を楽しく味わうことができます。
https://www.kurashiki-tabi.jp/see/252/ >>809
> 悪魔の手毬唄の犯人は原作は情感が薄い
サイコパスっぽい感じかな? 獄門島といい手毬唄といい、働き者で体力のある犯人には感心させられる
まあ殺すまでは何とかできても、死体を見立てに整える気力までは無いよね、ふつう 「三つ首塔」の犯行は、犯人の体力を考えると不可能ではないか?
いちおう犯人は一般人より身体を鍛えている設定にはなっているが、それでも無理がある。 三首塔はラストの一文で救われた
女王蜂は臭い感じかな
いずれにしても必ず救いを持たせる構成は見事
横溝先生へのファンレターでも
先生の作品は必ず最後には良い話があるという話が来てたとか >>819
「夜歩く」は全く救いのないラストだな
「本陣」は滅んでいく一家の物語だな。美しいが同じく救いがない。
「仮面舞踏会」も真の犯人の悪意がエグ過ぎて、その犠牲になる人物の扱いに救いがないな。辛味亭辞宛で都筑道夫が説明しようとしたように、そこがミステリとしての感心させどころなんだけど。 仮面舞踏会の真の犯人って少女じゃなくっておばあちゃんのこと? ↑バカじゃない?こいつ。
>>820がせっかくぼかして書いてる配慮が台無し >>820
あんたも「犯人」なんて書くから、バカがダイレクトに聞いてくるんだよ
せめて真の「悪人」(犯人では無い) って濁せば良いのに この作家って田舎が舞台の作品のほうが面白いな
都会が舞台のものは大抵ウンコ 都会もので有名なのって「悪魔が来たりて笛を吹く」ぐらいだっけ? 長編の都会もので有名なのは、「夜歩く」、「三つ首塔」、「白と黒」、「病院坂首縊りの家」、
知る人ぞ知る作品に 「迷路の花嫁」、「スペードの女王」、「扉の影の女」、「死仮面」 など
あと、「女王蜂」 も後半は舞台が都会に移るね 「吸血蛾」はホラーものとしては良い出来。
テレ東の深夜ドラマにしてほしい。 >>827
扉の影の女は登場人物が個性的で好き
箒を逆さにひっくり返したような枯れ木が出て来る冒頭も好き 都会物といってもやっぱり、蝶々、びっくり箱、悪魔が来りて、
あたりの戦後すぐの作品が印象深いな
女シリーズでは「夢の中の女」だけが妙によくできていて
読みやすいというか肌に合うなと思ったら、一作だけ
早い時期の作品だったんだね >>829
> 箒を逆さにひっくり返したような枯れ木
自分も「扉の影の女」のその描写を覚えている
おそらく、武蔵野一円に街路樹として植えられているケヤキでしょうね
http://blog-imgs-35.fc2.com/i/n/o/ino1127/100124keyaki-tate.jpg
金田一は(死仮面など)銀座に事務所を構えていた時期もあり、けっこう都会人
だから、鬼首村みたい辺鄙な場所へ静養に行こうなんておかしなことを考える
夏あんな田舎にでかけたら、草むらにはアオダイショウ、石垣の隙間にマムシ
夜になったら、外灯へはアゲハチョウよりも大きな蛾が何匹も群がっているはず
虫嫌いなら、ワーッと叫んで逃げ出したくなるはず そもそも悪魔が来たりてって
孤島とか山村が舞台ではないだけで
信州の没落貴族の屋敷とか
全く都会ではないだろ >>827
夜歩くや三つ首塔も田舎編がそれなりの分量あるのでは…
病院坂は映画をテレビで見て???になったけど、原作はとても面白かったです
3割ほど減量してほしいけど… 作家人生どころか人生そのものの最晩年に書いた
悪霊島と病院坂がそろってシリーズ1,2を争う長さなのは内容はともかく凄いよな 横溝は笛吹くでは金田一の須磨明石〜淡路行きのあたりが好きなんだよね。 >>831
なるほど、
こちらが箒を逆さにひっくり返したような木ですか
横溝氏が読んだ本に同様の表現があったのでしょうか?
オリジナルだとすると
氏の巧みな表現力と物体観察力に敬意を評さざるを得ません
あの金田一事務所の紹介から始まる冒頭は冬めいた季節感が出ていて良かったですね >>839
今ちょっと本に目をとおしてみたところ、箒をさかさに立てたような木は、
銀杏だと記されており、こちらの記憶違いに少々ガッカリしているところ
とほほ・・・
扉の影の女は12月下旬の事件、物語はクリスマスに終わるんですよね 犬神家を最近読破した横溝初心者です
すごい文体だね
グイグイ引き込まれた
昔の、少しレトロな言い回しがたまらなく雰囲気ある
久しぶりに、いい作家に出会えて嬉しい
次に読むべきなのはどれですか?
八つ墓村と悪魔が来たりてを買って来てるのだけど >>797
脚本家が1ページも原作を読んでなかったっていう
例のアレか、まあありえねぇ事をやってるわww >>837
「仮面舞踏会」も文庫本の分厚さにゲンナリしたな。
読んでる途中で、スカパーで放送してたドラマの方を
見てそれで満足してしまい、結局完読してないw >>842
> 次に読むべきなのはどれですか?
もちろん、八つ墓村
あと、獄門島、悪魔の手毬唄、本陣殺人事件は必読 >>837
こちらは、むしろ作品の長さよりも、『病院坂の首縊りの家』 冒頭で紹介される
法眼と五十嵐家みたい複雑怪奇な家系を考えつく横溝翁の頭脳に圧倒された
病院坂の場合、法眼と五十嵐、複雑な両家の紹介部で挫折する人が多いよね
物理の標準モデルに出てくる素粒子の分類とおなじくらい関係が複雑で難しい ああいうのは俺は、紙に書かないと絶対に覚えられないん
だよな、だから書いた(笑) 病院坂はまさにあの人間関係が核の話だったんだよなあ
「顔がそっくり」というありがちな設定が数十年前の謎を
一気に解明するっていうのは八つ墓村でも扱われていたけど
横溝正史が中編にするつもりだったというのも最初はムチャだろと
思ったけど、あのアイデア一発勝負の話だったら短編程度の長さに
できないこともない…ような、気が、する >>849
病院坂は未読だけど長編で登場人物複雑なものは大体書いてるわ
横溝あるあるなんじゃないか 市川崑の病院坂は、原作を好きな人には「ハァ?」だろうが(綾辻行人がそう言っていた)、
あの小説をちゃんと料理した、という点では実によく出来ている。 真犯人の子供の将来の為に、
真犯人殺して、身代わりに自殺する話が多すぎwww
それを金田一がそれを隠蔽しちゃう
コンナが怒っちゃうよwww >>849
病院坂はもちろん夜歩くも笛も手毬唄も系図書きました
同僚に何人か横溝ファンがいて好評でした >>852
まったく同感です。映画化しようと思う蛮勇には腰を抜かしますが 病院坂は、12話連続ドラマとかじゃないと到底収まらないだろ(笑) 病院坂はミュージカルにすれば(レ・ミゼラブルみたく)短くできると思う 法眼病院には内科外科はあるようだが
眼科はあるのかどうか不明。 >>859
医療訴訟に対応する法科はあるんじゃないか >>842
文体は確かに良いですね
他の小説を読んでも横溝氏ほどの筆力のある方には出会えません 湖泥 読書完了
これ、田舎と都会人?の融合の事件だけど
発表された当時は
田舎の人:よそ者は怖いな
都会の人:田舎こええええ
って感じだったのかなwww
でも一番は、バイアグラが当時有ったら事件起きてないな
って言うのが率直な感想wwww 『犬神家の一族』について特集してる番組見つけたのだけど、なかなか興味深かった
https://youtu.be/cCdjNg1hVP0 これが初見の横溝初心者も居る
紹介してくれるのは凄く嬉しい
ベテランの人は生暖かく見守ってください 何かのきっかけで横溝にハマるようなのはいるだろうな、何10年か前の
俺達のように。
未だにこうして取り上げてもらえるなんて、全く大したもんだよな。 結構知られてる番組だったのねw
源氏物語に通ずるものがあるっていう切り口は新鮮だった
悪魔の手毬唄が次回なのか!それは楽しみ 百日紅の下にて 読書完了
戦後の市ヶ谷、1年経ってもガレキだったんだな
なんか感嘆深い
死なれた奥さんのダンナ、被害者ぶってるけど
今の価値観だったら、かなり気持ち悪い。 書斎がいないと思って舐めたレスはやめてね。
書斎ミス住は永遠にスレリーダーだから。 乱歩は日本に探偵小説を根付かせたパイオニア
正史は作品本位の巨匠
島田荘司に言わせたら、乱歩はフレッド・アステア、正史はジーン・ケリー
または乱歩は郷ひろみ、正史は西城秀樹
これには同意出来なくても、高木彬光=野口五郎にはみな賛成してくれるだろう >>867
自分は2008年のNHK教育の番組、
知るを楽しむにおいての真山仁氏による評伝で
横溝作品を深く知るようになりました
真山仁氏は横溝ブームの第三次が来ると力説していましたが
未だにメディアのタイアップが起こらないのは悲しい限りです・・・ >>873
郷ひろみ西城秀樹野口五郎の立ち位置というかキャラが分からないんで
できればもう少し最近の例で示して 性犯罪者老人の書斎って座敷牢から出られたのかな
それとも完全に座敷牢の生活が定着して、昭和の思い出に浸るだけの
妄想人生の中で死ぬことを受け入れたのかな 主に活躍した時期が乱歩が戦前、横溝が戦後と全く違うからな。
その時代背景の違いを反映したのだろう、同じ探偵小説でも作風が
全然違って、横溝の方がよりトリックや謎解きに凝った本格的な
ミステリーになってる。
>>863 で取り上げられてる「犬神家の一族」などは当時としては
トリックが斬新で読者が付いて来られず、さほど人気がなかったようだ。 指導がないと乱れるなら書斎が不在でも粛々とやるよ。 横溝正史の場合YMSS、YMCAとはちょっと語呂が悪い 乱歩がデカルトだとしたら、横溝正史はカントだと思う >>882
山風は中邑だろう
探偵小説から伝奇小説への転向も、新日からWWEへ行った中邑と被る
でも乱歩はともかく、高木彬光や山風とは親子ほど世代が違うよ
山風は乱歩の弟子だし、高木も本人は横溝の弟子のつもりだったらしい
横溝や乱歩と並べて語るなら夢野久作とか木々高太郎だな 乱歩=近藤勇
→人望があるが個人的能力は高くない
横溝=土方歳三
→圧倒的能力があるが、表に出たがらない
木々高太郎=伊藤甲子太郎
→知的で人望もあるが、乱歩近藤に反旗を翻す
沖田総司=高木ではなく俺的には山田風太郎
斉藤一=大坪砂男
→なに考えてるか分からん
以降は任せる 夢野久作=坂本龍馬
→破天荒だが、早逝
勝海舟=谷崎潤一郎
岩倉具視=久生十蘭
芹沢鴨は……… 角川文庫「真珠郎」がジュンク堂限定で復刊しててワラタwww
ええ、勿論即買いしましたけど何か? 普通に乱歩=島荘、正史=東野圭吾、山風=京極でよくないですか 乱歩は戦後になると権威主義になって自分の名前を残すことに専念するようになってしまったな
もう作品じゃ正史に勝てないと開き直ったんだろう
正史は正史で権威主義とか派閥的なものを嫌ってたから自然と気まずくなるとこもあっただろう 乱歩は弟子の山風に「センセエは眼高手低ですな」って言われたくらいだもんな (^^; 横溝作品は
・鬼火
・湖泥
・車井戸はなぜ軋む
この三作が何故か特別好きです >>893
見当外れもいいとこだな
戦後の乱歩ほどジャンルの拡充のために働いた人間はいないよ
御輿に担がれることはあっても、自作の特権化や政治的行為はしてない
横溝も戦前は編集者兼作家だっただろ
作家としての影響力は乱歩の足下にも及ばなかった
言ってみれば戦前横溝がやっていたことを戦後の乱歩がやったんだよ
そりゃ当人同士にしか分からない感情のもつれは色々あっただろう
でも当事者でもない奴が何を言っても下衆の勘繰りだよ
そこに下劣な感情を見出すのは、見出した奴の下劣さを物語るだけ
根拠の薄弱な憶測はただの自己暴露でしかない 横溝は自分の名前を付けた賞を自分で制定なんかしてないし
若手をぞろぞろ従えて飲み歩くようなこともしてないわな
編集の仕事だって会社に命じられてやってただけだし おまえら当時の出版界の状況を勉強しろ
横溝を持ち上げるために乱歩↓はみっともない 作品のショボさは置いといて、乱歩の戦後の功績は偉大なん
だから、賞の一つくらい造ってやったって良いだろうw 乱歩は探偵作家クラブかどこかに100万ほど基金を提供してるな。その基金のもと乱歩賞が制定された。
貨幣価値としてはおおよそ現在の2000万以上だな。
横溝は………どう考えてもそんなことしそうにないな。いや、ケチという意味では決してないが…… >>900
だよなあ
戦後の作品のできを比べて横溝に比べて乱歩はしょぼいといってもしょうがない
乱歩には乱歩の功績があるし、江戸が乱歩賞だって近年ミステリーの賞が数多く
できるまでは新人発掘に大きな役割を果たしたんだからそれでいいじゃないかと
横溝が素晴らしい作家であるのは確かだが、なぜ乱歩を叩かないといけないのかが
わからないよ 夢野久作が乱歩論を書いているから一度読むといいよ。
江戸川乱歩という人は自分が作家である前にもっとおもしろいミステリーが
読みたいっていう読者だった。
乱歩が乱歩賞を作ったり、後進の育成に努めたのは単純に面白いミステリーが
読みたいから。
ちなみに横溝正史と江戸川乱歩はミステリマニアとして高め合った間柄。
どちらが欠けても両作家は傑作を書けなかった。どちらかを貶すことは、大好きな
片方の作家を貶すことだと理解してほしい。 書斎がいれば決定版のレスで誰をも黙らせているんだが。 >>903
乱歩のエッセイをいくつか読んだが、本陣殺人事件についてのとこなんて、日本でついに欧米並みの本格を読める嬉しさがにじみ出てたな
本格推理小説以外にも目配りの多い人で、変格やSFの新人たちをバックアップした功績だけでたいしたものだ
星新一、山田風太郎、筒井康隆…この辺に目をつけただけで大したもんだ
なまいきざかりの山田風太郎は乱歩に「先生は眼高手低の人ですなあ」と失礼極まりないことをいったらしいがw どれか忘れたが、文庫のあとがきに書いてたな・・・(笑) 生きているよ、もちろん。
歴史に残る大論考を執筆中だから。 柏書房のミステリ短編集読んだ後本屋で野村胡堂の奇談クラブを目にしてつい購入したけど胡堂のスレってないのね・・・銭形平次の人ってことかしら >>909
この板でなら「絶版ミステリ」のスレが該当するかと 書斎の十八番だったね。
いないのが本当に悔やまれる。 とはいえ、1970年代の横溝正史復活はマガジンに連載された影丸譲也「八つ墓村」の
好評がきっかけだったわけだから、マンガにはそれなりの恩義がある
漫画連載が火付け役となり、TVドラマ化、さらには旧作の相次ぐ復刊など、その一連
となった復活の流れは、今から考えるとメディアミックスの先がけだったとも言えそう 八つ墓村の主人公が真実への母への想いを想起する時に
母親を亡くした子供が誰もがそうでもあるように、というような下りが序盤で出るけど
横溝氏も実母を早くに亡くされた事を鑑みると
自身の淋しい幼少期の思いを思い出して主人公の心理を書いたのかなと感じると滂沱として涙が溢れ出る >>915
漫画はリアルタイムで知ってるが、連載当初は「なんで今頃こんな古めかしいのを?」と思った
その後の盛況を思うと当時の講談社に切れ者がいたんだろうな
乱歩や夢野久作も同じ頃に復刊ブームがあったから、その辺の面白さを復活させようという大きな思惑があったのかもしれない 戦後20年位過ぎた頃に、リバイバルブームみたいなのがあったのかな?
それに上手く乗ることが出来た、と。 短編コレクションは罪作り。買わねばならなくなったではないか!
で、あの装丁はなんよ(怒)
並んだ背表紙で一枚絵になるようにしてろ! >>918
いわゆる「異端文学」ってやつだな
まず60年代に夢野久作や小栗虫太郎、久生十蘭なんかの再評価があった
澁澤龍彦や三島由紀夫、編集者だった中井英夫辺りが牽引したブーム
それが更に大衆化するかたちで乱歩もリバイバルした
横溝ブームは、70年代になってその流れ露骨に商業化したものだろうね
八つ墓村の漫画化は新本格が金田一少年を生んだようなものかな >>920
現代教養文庫で出したシリーズが人気だったらしいなあ。 >>920
60年代までは社会派に席巻されて、横溝も含めてそのあたりは前世紀の遺物扱いだった
70年安保も終わって政治の季節が終息して、時代の気分が社会派じゃなくなったってのもあると思う
おそらくそのへんの空気を読める出版人がいたんだろう
横溝再評価の流れあってこその新本格派の誕生だとも思うし 角川の功績のほうが大きいけどな。文庫文化も今は昔だが >>917
マガジンでは乱歩や久作の作品も漫画化してなかったか
「白髪鬼」とか連載してたような
ブームだったのかな >>924
「白髪鬼」は横山光輝が少年キングに70年代はじめに連載してたようだ
マガジンはこんな特集をしてた↓w
http://karapaia.com/archives/51677987.html
少年マガジンの特集された江戸川乱歩のオカルト世界「妖異パノラマ館」(1969年) 横溝先生は芸能人が紹介した訳でもないのに
人伝てで何故か自分の小説が若い人にも読まれるようになったと話していたね
角川がブームを作ったのではなくて
ある時からブームの潮流が来ていて、そこに上手く角川が乗っかったらしい
角川春樹は影丸穣也の八つ墓村をブーム端緒の功績に上げている 夜這いってことは、戸に鍵を掛けていないのか
掛けていないのがオッケーサインってのは何だかなあ
大体、八つ墓村の題材になった事件も夜這いの件であー、だし
反省が無いのだな NHKの悪魔が来たりて笛を吹くは長谷川博己じゃなくて吉岡秀隆が金田一だそうな
じゃあ前回のはなんだったんだろw 夜這いったって、待ってるのが池波志乃とかじゃねえしな アイツはやはり1回でクビか(笑)
まあ、いろんな役者の金田一が見られる方が良いかもな。 >>927
さすがに夜這いってのは今の日本にはないんじゃないか?
戦後高度成長のころにはなくなっていたんじゃなかろうか。
名張毒ぶどう酒事件(1961)のころは寒村じゃまだ当たり前だった集落も多かったんだろうね。
奥西(死刑囚の人)さんなんか夜這いの人気者だったらしいしそれが殺人事件の動機(犯人は奥西勝ではない)だろうし。 20年くらい前の話だけど、会社の同僚が山形の奥さんの実家に帰省したところ、
村の女の子が彼氏の家へ夜這いをかけたことが話題となっていたと言っていた
むかし民俗学の授業でも、東北では昭和30年代まで祭りでのフリーセックスが
容認されていたという話を聞いたことがある
うちの田舎では、いまでも戸締まりせず買物に出かけてしまう家も珍しくないし、
富山の田舎にお嫁に行った人が、ある日、買物から家に帰ってくると、知らない
オヤジが家に上がりご飯を食べていてビックリ、後でお姑さんにその話をしたら、
ああ、それは○○さんだから気にしないでいいと言われ、さらにビックリしたという
話を聞いたことがある >>936
あとで姑に話す…なんて悠長さにびっくりしたわw
すぐ通報しろよw >>937
省略した部分をもう少し再現すると――
オヤジ 「あんた新しく来た嫁さんだろ? 俺は△△の○○だけど気を使わないでいいから」
嫁 「・・・」
といった展開だったらしい 祖母の家がかなりの田舎だけど、鍵なんてしたことなかったってか鍵がなかったな
子供の頃、鍵かけなくて大丈夫なのかと訊いたことあるけど、盗るものもないしそもそもこんな家を選ぶわけないと >>940
脚本が獄門島と同じやつなんだよなぁ
かなり酷かったし今回もダメそう 金田一「どうだ?トリック見破ってやったぞ。ワハハハハ。まいったか」
真犯人「グヌヌヌヌ(憤死)」
とかかなあ。やだな 菊枝さんの人が有名すぎる
今回クローズアップされる役なのかな >>941
なんだ、じゃまたイライラしてる金田一なのかな、回想録的な 毎回違う人を金田一にするつもりだろうか?
だとしたら悪くないコンセプトのように思える となると、女性版金田一の登場も時間の問題だな... >>947
高倉金田一のように女性秘書を連れてくる、ってのはありうるぞ。 それはもうテレ朝で中井貴一+松本伊代、役所広司+伊藤かずえでやっておる 地元のインディーズ出版社が夜這いの本を出して
たな、誰が買ったのか何故かうちにあったがw >>943
元・ミスマガジンGPで、DVDで暴れ乳を披露してた
巨乳の倉科カナには適役だ(笑) 【ミステリー】「好きな名探偵」ランキング 1位ホームズ、2位金田一、3位ポワロ 1000人の金田一耕助のアノ人 誰も指摘しないけど昔からパクツイばっかりしてるよね…(;-_-))) >>952
好きな金田一ランキング 1位石坂浩二、2位古谷一行 3位は? 1600円の犬神家の一族の電子書籍、
秘蔵インタビューとかあるけど中身はどれだけの物なんだろう
1600円って、使える実用書でも高くて1200円レベルだもんなあ
色んな電子媒体の中でもなかなかのボリ価格だと思う >>954
片岡千恵蔵か片岡鶴太郎かな
本数からいくと稲垣吾郎や小野寺昭も 今度の吉岡はなかなか期待できそうじゃん、情けなくてショボそうだしw >>954
実際に金田一を演じることはなかったが、
全盛期(日テレ「雑居時代」の頃)の石立鉄男が演じると面白かったと思う。 蛭子能収の金田一も面白そうだが。
片岡鶴太郎よりはマシになると思う。 「奥さんはただでセッ●スさせてくれる有り難い存在」とかギャンブル好きとか
パブリックイメージがキツすぎる
演技できるのか疑問だし出来たら出来たでウザくて内容入ってこなさそう
何より太りすぎだ
ダサいモサい三枚目を目指すのは結構だし
シュッとした洋装や助手引き連れる等の大胆なアレンジも気にならんが
何故か太った人間が金田一というのだけは堪えられん 蛭子が素で出来る役と言えば、乱歩の「陰獣」に出てきた、浮浪者が演じる
大江春泥くらいなもんだろ、蛭子を初めて見た時にこいつにピッタリの役
だと思ったもん(笑) 蛭子さんって、今痩せてるのね。この間電車の旅見て
すっきりしてて、洋服も垢抜けててびっくりした。 私も蛭子さんの金田一はアリかなと思った
年齢には多少無理があるけど、金田一ってもともと貧相な外見という設定だし、
つかみ所のない天才肌という一面もけっこう似ている
蛭子さんの著書 「笑われる勇気」 のインテリっぽい表紙の写真
https://pbs.twimg.com/profile_images/923592202575429632/rlgT3Ti9.jpg 金田一というより晩年の横溝本人にちょっと似てるね
内面がアレだからアレっぽく見えるけど面構えは悪くないんだよな >>966
実用書はずっと使えるけど、基本的に1回読んで終わりの小説でこの値段は高いってことだろ 一方、実用書は時代遅れになるのが早いけど、優れた小説は時代を越えて生きのびる
あと、年季の入った読書好きとしては、小説を読み返す楽しさも分かるようになってきた >実用書はずっと使える
麗しいお言葉だねぇ、味わい深いねぇ だから比較自体ナンセンスだろ
500円の牛丼とケーキを比較してケーキは夕食代わりにならないから高いとか言ってんのかお前 読むだけなら人に借りても古本でも図書館でもいいわけだしな
パンの代わりにケーキを食べればいいじゃない?くらいケーキは主食にもなる 実用書と比較する馬鹿もこの世にはいるってことで、勉強になりましたで終わりにしましょう なんで、>>955キレられてるのw
単に自身の金銭感覚を書き込んだだけだろうに
偏屈なおっさんらに目をつけられて可哀想w >>973
そうそう、そんなにからむような話でもないよなあ 久しぶりにわかりやすい自演を見た
もしかして書斎さんですか? この程度でキレられてると感じるなら最初から書き込むなよ >>975
そうやって、自演とかいって煽ってないで
反論があるのならちゃんと意見をいってほしい
>>955は別に横溝正史をバカにしているわけではなくて小説にこの値段は高い
と思ったっていってるだけでしょ?
なんでみんなそんなに攻撃的になっているかわからないからそう言ってるわけ 書籍なら2000円、3000円は珍しくないし、復刻復刊ものはもっとするのも珍しくない
それらと比べるならまだわかるが、比較対象にいきなり実用書を持ってこられたら、笑うか、呆れるしかないだろ
作品は既存のものでも読めるのに、インタブ云々はひとそれぞれとしか言いようがないが >>978
幻の作品の復刻本が高いのは分かるけど、犬神家の一族は今でも文庫本で
手に入るから実用書云々はともかく俺も高く感じたなあ
まあ、>>955のいう通り、おまけの中身次第だろうけど 実生活での実用性で価格を決める人や本のサイズで価格を決める人は何で小説板を覗いてるのだろう >>977
お前はハードカバーの小説読んだこと無いんか?
1600円なんてふつうにあるぞ?
翻訳モノなんて二千円オーバーもザラにある スレ違いだが、本格やSF好きには近頃の読書離れ、書店離れとか関係ないよね
入手困難だったものや、新訳版のラッシュで、時間もオカネもいくらあっても足りない・・・・ でもリアル書店で買う機会は圧倒的に減った
ネット書店のおかげで本屋へ行ってまとめ買いした大きな紙袋を腕に食い込ませながらの帰宅途中に雨に降られて本を濡らしたり、
帰宅後に買い逃したタイトルに気付いて切歯扼腕することもなくなった
リアル書店では立ち読みかサイン本を買う程度 >>983
サンリオ文庫しか読めなかったのがいくつも出たりな
>>984
おれはなるべく地元の書店で買うようにしてる
潰れたら困るんで >>982
>1600円なんてふつうにあるぞ?
>翻訳モノなんて二千円オーバーもザラにある
だから、文庫本で普通に読める犬神家の一族だから高いって話でしょ
それで、結局おまけの内容次第だなという話をしているの >>980
別に安ければ買うってことなのだから
ミステリーの話をしにきても不思議ではないのでは?
俺も大学生の時は100円セコーナーの古本でミステリーを読みまくっていたものだ >>986
小説としか言ってないのに後出しで文庫言われても 値段の比較でセコハンの100円コーナーを持ち出すようなやつは小説家は飢えて死ねとでも言いたいのかね
新刊で買うのは実用書で小説は100円ですかハイハイ >>988
>>955は犬神家の一族が高いという話をしてたと思うだが?
>>989
誰もそんなことはいっていない
100円の古本しか買えない貧乏人でもここでミステリーの話をするのは
自由だろというといっているだけ
100円はもののたとえだよ
だれも100円が適正価格だなんて話はしていない
なんでそういう風に悪意にとちゃうのかなあ >>991
議論がかみ合わないから、それをなんとか修正しようとしているだけ
俺は犬神家が1600円が高いか高くないかという話をしたいのに横道にばかり
それてしまう
犬神家の一族の電子書籍は文庫にはないこういう魅力があるから1600円は
高くないという反論を聞きたいのに、なぜか俺にとってはどーでもいい部分
ばかりつつかれる。
どうも、みんなは>>955に実用書と比べられたのが腹が立って反応しているらしいが
俺はその点はどーでもよくて犬神家の1600円が高いかどうかに興味があって議論に
加わったから話が合わないんだろうな 実用書と比べるのがおかしいというもっともな指摘を「腹が立った」と曲解してる時点でお察し >>993
だから、おかしいと思ったから腹が立ったんでしょ
別に腹を立てたから悪いと言ってるわけでもないし、冷静な指摘ならそれでも
いいんだけど、こうやってすぐに横道にそれるから....
俺がしたいのは文庫本で手に入る犬神家が1600円というのは高いか高くないかの
議論なのに.... >>994
高くない
値段より、小説を実用書と比べるという発想が理解できないので、
そっちをつつきたくなる気持ちの方がよくわかる >>997
>値段より、小説を実用書と比べるという発想が理解できないので、
>そっちをつつきたくなる気持ちの方がよくわかる
まあ、そういうことだね
俺は実用書と比べること自体は別にどうでもよくて文庫本が出ているのに
1600円は高くないか?という方が気になって(おまけが充実しているの?とか)
>>955の発言も実用書云々単なるできのわるいたとえにすぎず
それよりも文庫ででている犬神家の一族がなぜ1600円というのが主題なんだろう
という前提に立っていたから話がかみ合わなかったんだな とりあえず荒らしの名前は冗談でももう出さないで欲しい このスレッドは1000を超えました。
新しいスレッドを立ててください。
life time: 294日 16時間 50分 7秒 5ちゃんねるの運営はプレミアム会員の皆さまに支えられています。
運営にご協力お願いいたします。
───────────────────
《プレミアム会員の主な特典》
★ 5ちゃんねる専用ブラウザからの広告除去
★ 5ちゃんねるの過去ログを取得
★ 書き込み規制の緩和
───────────────────
会員登録には個人情報は一切必要ありません。
月300円から匿名でご購入いただけます。
▼ プレミアム会員登録はこちら ▼
https://premium.5ch.net/
▼ 浪人ログインはこちら ▼
https://login.5ch.net/login.php レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。