有栖川有栖36
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学生アリスシリーズ
1989『月光ゲーム』
1989『孤島パズル』
1992『双頭の悪魔』
2007『女王国の城』
2012『江神二郎の洞察』(短編集)
<著者名小説単行本未収録リスト>
「望月周平の秘かな旅」:『創元推理2 1993年春号』(東京創元社)
「老紳士は何故……?」:『競作 五十円玉二十枚の謎』(東京創元社)
「古都パズル」:『ミステリーズ! vol.60 AUGUST 2013』(東京創元社)
「蒼ざめた星」:(エッセイ集『本格ミステリの王国』に手書き原稿収録) 作家アリスシリーズ(1/2)
(★は国名シリーズ ◎は長編)
1992『46番目の密室』◎
1993『ダリの繭』◎
1994『ロシア紅茶の謎』★
1995『海のある奈良に死す』◎
1995『スウェーデン館の謎』◎★
1996『ブラジル蝶の謎』★
1997『英国庭園の謎』★
1997『朱色の研究』◎
1999『ペルシャ猫の謎』★
2001『暗い宿』
2001『絶叫城殺人事件』
2002『マレー鉄道の謎』◎★
2003『スイス時計の謎』★ →(注意:表題作は『ダリの繭』の後に読むこと)
2003『白い兎が逃げる』
2005『モロッコ水晶の謎』★
2006『乱鴉の島』◎
2008『妃は船を沈める』◎
2008『火村英生に捧げる犯罪』
2010『長い廊下がある家』
2011『高原のフーダニット』
2013『菩提樹荘の殺人』
2014『怪しい店』
2015『鍵の掛かった男』◎
2017『狩人の悪夢』◎ 作家アリスシリーズ(2/2)
<著者名本未収録リスト>
「砂男」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『大阪人 1997年1月〜12月号』(大阪都市協会)
「砕けた叫び」・・・・・・・・・・・・・・・『血文字パズル』(角川スニーカー文庫)/『赤に捧げる殺意』(角川書店)
「海より深い川」・・・・・・・・・・・・・『小説NON 2004年5月号』(祥伝社)
「あるトリックの蹉跌」〈全5話〉・・・・・・・・・・『ダ・ヴィンチ2016年8月号』(KADOKAWA)に第1話掲載
JTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」にて第1話〜第5話公開
<自選短編集>
2013『臨床犯罪学者・火村英生の推理 密室の研究』
2014『臨床犯罪学者・火村英生の推理 暗号の研究』
2014『臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究』
2017『名探偵傑作短篇集 火村英生篇』 <純シリーズ>
2011『闇の喇叭』
2011『真夜中の探偵』
2012『論理爆弾』
(『論理爆弾』ノベルス版のみに「論理爆弾 事件前夜 黒田邸にて」収録
講談社サイトで無料閲覧可能→ http://kodansha-novels.jp/1212/arisugawaarisu/read1.html)
<心霊探偵シリーズ> 単行本は未刊行
「濱地健三郎の事件簿1 見知らぬ女」・・・・・・『幽』Vol.21 2014年8月号(メディアファクトリー)
「濱地健三郎の事件簿2 黒々とした穴」・・・・・『幽』Vol.22 2015年2月号(メディアファクトリー)
「濱地建三郎の事件簿3 気味の悪い家」・・・・・『幽』Vol.23 2015年6月号(メディアファクトリー)
「濱地健三郎の事件簿4 あの日を境に」・・・・・『幽』Vol.24 2015年12月号(メディアファクトリー)
「濱地健三郎の事件簿5 分身とアリバイ」・・・・・『幽』Vol.25 2016年6月号(メディアファクトリー)
「濱地健三郎の事件簿6 不安な寄り道」・・・・・『幽』Vol.26 2016年12月号(メディアファクトリー) <ノンシリーズ>
1990『マジックミラー』
1996『幻想運河』
1996『山伏地蔵坊の放浪』
1998『ジュリエットの悲鳴』
2000『幽霊刑事』
2001『作家小説』
2002『まほろ市の殺人 冬‐蜃気楼に手を振る』
2003『虹果て村の秘密』
2008『壁抜け男の謎』
2009『赤い月、廃駅の上に』
2013『幻坂』
<ノンシリーズ 著者名本未収録リスト>
「幻の娘」・・・・・・・・・・・・・・・・・・『小説新潮 2008年10月号』(新潮社)/『七つの死者の囁き』(新潮文庫)
「矢」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『小説新潮 2011年1月号』(新潮社)
「Smoker's View 名探偵Q氏 紫煙をくゆらす」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『ダ・ヴィンチ 2011年9月号』(メディアファクトリー)
「Nosmoker's View 名探偵Q氏 ついに求婚す」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『ダ・ヴィンチ 2011年10月号』(メディアファクトリー)
「盗まれた恋文」・・・・・・・・・・・『朝日新聞 東京版』
「本と謎の日々」・・・・・・・・・・・『小説宝石』2012年9月号(光文社)/『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』(光文社)
「線路の国のアリス」・・・・・・・『小説新潮』2013年5月号(新潮社)
「怪獣の夢」・・・・・・・・・・・・・・・『怪獣文藝の逆襲』(2015年3月 KADOKAWA)
「未来人F」・・・・・・・・・・・・・・・・『みんなの少年探偵団2』(2016年3月 ポプラ社)
「劇的な幕切れ」・・・・・・・・・・・・・『毒殺協奏曲』(2016年6月 原書房)
<セレクション>
2006『動物園の暗号』 <エッセイ・評論>
1998『有栖の乱読』
1999『有栖川有栖の密室大図鑑』
2002『作家の犯行現場』
2002『迷宮逍遥―有栖のミステリ・ウォーク』
2003『赤い鳥は館に帰る』
2006『謎は解けるほうが魅力的』
2006『正しく時代に遅れるために』
2008『鏡の向こうに落ちてみよう』
2008『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』
2009『本格ミステリの王国』
2010『図説 密室ミステリの迷宮』
2017『ミステリ国の人々』
<アンソロジー>
2001『有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー』
2004『有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー』
2013『小説乃湯 お風呂小説アンソロジー』
2014『大阪ラビリンス』
■「双頭の悪魔」 未読者は注意!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「孤島パズル」文庫版・解説に、「双頭の悪魔」のネタバレ有り。
読了までは、「孤島パズル」の解説は読まない事をお勧めします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ >>1 乙
座間の事件を聞いて、もしかしたら幻想運河みたいな背景が?とか一瞬思ったけど、残念ながらただの殺人鬼だったorz せっかく立てたワッチョイスレを使いきれば良かったのに。何も後ろ暗いところがないなら。 後ろ暗いも何もアッチは荒らしからの避難所的な意味合いで立てたんだし荒らし来ないならここでいいじゃん 最近、近くの大学祭に行ってみたが、ミス研っぽい文芸サークルが会誌売ってた。
有栖川先生について「今もなお新作を出し続ける、本格ミステリ界の大御所」って紹介してあって、
デビュー作から読み続けてきた自分には「大御所」っていう表現が感慨深かった。
個人的には今の「大御所」っていうと、島田荘司か辻真先っていうイメージだが。 >>17
なるほど。
大御所はまだ早いが、巨匠あたりのポジションではあるなあ。 俺は有栖川とほぼ同年代の年寄りだが、
島荘御大なんかは正に大御所と呼ぶに相応しいけど
この人は「巨匠」ですらまだ早いんじゃないかと感じる
まあ本人があまりに若々しいからそう思ってしまうんだろうけれど 年を取っても島荘みたいな痛い感じにはならないでもらいたい
ならないと思うけど 有栖川さんは思想を出さずひたすら小説を書くという点でかなり理想型に近い
赤い鳥の囀りとか素晴らしい >>16
大御所って本来は、引退しながらも影響力を持ち続ける人(が住んでる場所)を指すから、「今なお新作を出し続ける大御所」って矛盾した表現なんだよね。 >>24
ソラ・シリーズなんて、重くてディープに政治的な作品なのだが
「俺の意見」と剥き出しにせず、政治的な問題を小説に溶かして読者に考えてもらうという姿勢に共感する >>1さんありがとう♪
>>1さんの髪の毛がフサフサになりますように♪ 有栖川さんは、基本的に常識のあるインテリという立ち位置を貫いていて安心する 12月のメフィストから新連載開始だ!
国名シリーズがやっときた やったー!
今晩はビーバップハイヒールにもご出演されるし、ダブルで嬉しい日。 この人を読んで見たいんだけどお奨めあればよろしくです。 ほとんどシリーズ物なので
シリーズの最初から読むか最新作から読むか
または適当に手に入る本から読むか
好きにしていいと思う 有栖川さん好きなんだけど、最近の長編でよく使われる「夢で被害者や犯人と対談する」シーンが何だかモヤっとする。
何か手がかりになるわけでもないし、そのシーンを描写する意味がわからんのだよね。 >>41
有栖川作品の旨味の半分を味わえていないと断言するわ 自分も幻想的っぽいものの良さがわからない
旨みの半分が分からない派だな ミステリとしては要らないよね
「小説」として読む分にはあってもいい
でも無くても全く構わない
好きか嫌いかで言えば嫌いだけど有栖川だからなんとなく受け入れてる
初めて読む作家の一発目で同じことされたら即サヨナラかな >>42
ええ〜、そうなのかw
有栖川さんの作品めっちゃ読んでるけど、あれを理解できれば今の倍も楽しめるのか 『狩人の悪夢』は夢がモチーフだったから(オーベルジュの名前もフランス語で夢想)、アリスの夢が出てきても自然に思った
『鍵の掛かったた男』の死者との対話はアリスの自問自答で、あれは夢じゃない
何の伏線にもなっていないけれど、後者では「何が謎なのか強調と再確認」になっていて、ミステリとしての意味もあるのでは
梨田のある台詞(アリスの自問だが)なんか、語り手や読者への挑戦状っぽかった 夢にまで見るのは、事件に夢中すぎて、とか、頭の中が事件の事でいっぱいで、とか取りようを考えればなんとか
まぁいらんけど
あのシーンは書き手の都合だなーとは感じながら読んでる 自分がいいと思うものを理解できない人は損してるって考える人間が不思議で仕方ないわ
牡蠣食えないと言えば損してる、明太子食えないと言えば損してる、まさかこんなところにまで損してる族がいるなんてな
損してないよ
こっちからしたら食いたくないもん食う方が損だから 自分の価値観でしかモノ言えない人も居るからねw
俺からしたら可哀想な人だわ。 さすがに>>42はネタでしょ。
本気で言ってるなら確かにかわいそうな人だけど ああいうぼんやり漠然とした自問自答みたいな文章って文字数稼ぎにうってつけなんだよね
何も考えなくても書けるというか
学生シリーズでもマリアの自問自答みたいなの結構あるね
なんてマイナスな事言うけど、個人的にはあってもなくてもどっちでもいい 特に内容がなくても読ませるのが
作家的成熟なんだろう
良くも悪くも 自分は有栖川さんてああいう幻想的というか
リリカルな描写も良いと思うけど
連城三紀彦とか好きだからそう思うだけかもだけど そういう部分も好きだけど信者の自覚はあるから受け付けない人がいるのも分かるわ 有栖川作品の夢とか空想とか幻想とかの描写って自分は大好き
トリック本じゃなくて小説なんだしそういう描写の積み重ねで物語の雰囲気が作られてる感じで
月光ゲームに「ミステリの本質は幻想小説」ってセリフあったけどそういうの目指して書いてるのかなぁと思ってる
もちろんその作家のどんなところが好みかはひとそれぞれだろうけどさ 今年の鮎川賞『屍人荘の殺人』の著者、最も影響受けた作家が有栖川有栖らしい。
あのド派手なクローズドサークルの印象が強いが、言われてみればロジックによる犯人の絞り込みとかそれっぽいかもしれん。 >>59
えっ、そうなの?
『月光ゲーム』だって、ド派手なクローズドサークルだし、
「なるほど」「やっぱりな」と思って嬉しいんだけれど、ソースが何か教えてほしい
読みたいから >>60
『ミステリーズ!』85号の、受賞者インタビュー。
本格ミステリを重点的に読むようになったのは仕事をやめて執筆に傾注するようになってからで、
学生アリスシリーズが特に好きで、「受賞作も大いに影響を受けています」(p.17)とある。
そういや、月光もこれまでにないクローズド設定だったw 屍人荘の殺人、読み始めてすぐに学生アリスシリーズみたいだなと思った 登場人物二人が江神さんとアリスを彷彿させたし
例のクローズドサークルも、月光ゲームの火山爆発が屍人荘では○○○という前代未聞の状況、なぜわざわざこんな時に連続殺人を?という設定も似ている
まあ読後感はかなり違うけどね 46番目読み始めたけど微妙、、
出だしで興味引かれんと苦行でしかない。 「メフィスト」で連載が始まるのは、国名シリーズで確定? 旨味を味わえてないってのと損してるってのでは全く違うと思うんですが… 国名どこ?
韓国中国アメリカあたりは無いんだろうから
カナダとかフランスとかベネズエラとか?
はたまた日本? 「クイーンが使ってるのは使わない」縛りだから、フランスとかはない。
流行りの「モンゴル麦酒瓶の謎」、というのは措いといて、
まあ東欧あたりと予想。 『モンゴル麦酒瓶の謎』
゜「他の力士の証言と食い違っているだけでなく、日馬富士の証言にだけ決定的な矛盾があるぜ。気がついていたか?」 昔、太田忠司が、国名じゃなくて都市名で、
「上海香炉の謎」「維納音匣の謎」「伯林水晶の謎」とか書いてたけど、
あれともかぶらないように国名選んでるっぽい。 >>73
それはない
「倫敦時計の謎」と「英国庭園の謎」が早々にかぶっている フランスに含まれるけど、
米澤穂信の新作が『巴里マカロンの謎』だからこれもナシかな よく考えたら「イタリア帽子」じゃなくて「ローマ帽子」なんだよな。
当時はイタリア王国だったっけか。 クイーン自身は「国名シリーズ」と称してなかったね
「地理的名称を冠したシリーズ」とかなんとか言ってた インド倶楽部w
毎日カレー、毎日ヨガ、ダルシム以外使用禁止の倶楽部なのか。 むしろこれでカレー食べなかったら不思議なレベル
マレーシアでもカレー味が恋しくなってカレー食ってたやつらだぞ >>87
マレー鉄道の謎に
『火村も私も、むやみにカレー味が恋しくなって、豆がたくさん入ったカレーを食べる。大龍は「夜はご馳走ですから」と笑っていた』
ってあるからマジだよ
どこでもカレー食うよ 初めて会った時にカレーを食い
第1作「46番目の密室」で軽井沢に向かう新幹線の食堂車でもカレー食ってたやつらですから あいつら本当にカレーばっか食べてるな!
で、あんたらよく覚えてるもんだ!
(しかし、新幹線の食堂車ってのが時代を感じさせる) あー、ドラマ化のときにカレー好き設定を推すべきだった。 ここまできたら台風コロッケならぬ有栖川カレーだ
インドときたらカレー祭りな自分らも相当だね お前とはいつもカレー食ってる気がするよってセリフもあったな 「菩提樹荘の殺人」で芦屋のカフェでカレー食べてるときの火村のセリフだな
「なんか、お前とはカレーばっかり食べているような気がするよ」
あとこの話で火村が「カレーといえばインドだろ」って言ってた 「アリス、今度からは俺の渾名を『臨床犯罪学者』から『カレー探偵』に変えてくれ」 シリーズが違うが、『双頭の悪魔』にもカレーがフィーチャーされていたな ちなみに「月光ゲーム」では初日夕食のカレーからはじまり
後半では三食カレーになった
あとモチと信長の経済学部コンビはふだんから一日一食はカレー食べてる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています