とあるプロジェクトが秘密裏に進められていた。そのプロジェクトに携わるメンバーとして集められたのは、5人の研究者たち。
彼らはそれぞれある分野で評価を得ている選りすぐりのスペシャリストたちだった。

極秘プロジェクトの情報が外部に一切漏れないようにするため、5人のメンバーたちは家族や知人にも自らの仕事を隠し通し続けた。

そして長年の研究の末、プロジェクトはついにある一定の成果を得るに至った。後は報告をするだけというその矢先、一つの事件が起きる。5人の内、2人のメンバーが何者かの手によって殺害されたのだ。

殺人犯はこの中にいる。そう思った残りのメンバーは疑心暗鬼に陥った。お互いがお互いを疑い、犯人ではないかと責め立てる。そんな極限状況の中、また1人殺される。

残った2人は自らの身を守るため殺し合いを行ない、その結果両者共に死んでいった。プロジェクトメンバーは全員死に、研究室にはもはや誰も残されていなかった。

警察「とにかくまずは詳しく状況をお聞かせください」

研究室所長「私にも何が何だか・・・今朝研究室に久しぶりにやってきたら、中で5人もの人間が死んでいるじゃないですか」

警察「いったいこの5人は何の研究をしていたんですか?」

研究室所長「さぁ?私は何も。研究室所長とは名がつくものの、ただこの施設を管理していた管理人のようなものですからね。彼ら5人が研究していたのは知っていましたが、
何をしていたかまではさっぱり。というかそもそも研究内容は彼ら5人しか知らなかったはずですよ。私は生前彼らの1人からそう聞きましたが」

Q:最初に殺人を犯したのは実は最後に殺し合った2人のどちらでもありません。その事が分かる記述と真犯人を示す記述を答えてくださいo(・ω・o)